よくテレビの番組などでは、二枚の絵を数秒間見つめて、
どこが違うのかなどと、記憶力を試すクイズなどもしています。
このようなクイズで高得点を出して、自分は実は記憶力がいいんじゃないかと思う人もいれば、
全くわからずに、自分は物覚えが悪いんだと思ってしまう人も中にはいます。
しかし、実際のところ、記憶力が良い、悪いとはどのような点を基準にして考えるものでしょうか。
例えば、記憶力があまり良くないと思う人の特徴をご紹介します。
1.昨日やおとといの晩御飯がすぐにわからない
記憶力にも色々な種類がありますが、例えば、簡単なものでは、昨日は何を食べたか、
おとといはおかずは何だったかなど、すぐに思い出せるかどうかも、記憶力を試すのには良いかも知れません。
昨日は○○で、おとといは○○だったと言うように、即答出来る人もいれば、
昨日のご飯ですら、すぐに思いつかない人もいるでしょう。
また、晩御飯以外にも、昨日は何をしたか、おとといはどうやって過ごしたかなどの一連の生活習慣を思い出すことも、
自分の記憶がどのぐらいなのかがわかるものでもあります。
2.メモをしたことを忘れたりそのメモの場所がわからなくなる
それに、記憶力が悪い人の場合には、せっかく忘れないようにメモを取ったとしても、
そのメモの存在を忘れたり・・・などと言うこともあります。
確かに書いたはずなのに、それがどこなのかわからないと言う場合には、結局は自分のミスにつながってしまうことも多いものです。
そのため、初めから自分は記憶力が悪いと認識している人では、あらかじめメモを取れば、
そこにインデックスをつけたり、付箋を貼ったりして、最初からわかりやすい目印をつけるなどの工夫をしている人もいます。
しかし、自分が記憶力が悪いと思っておらず、人よりも記憶力はいいんだと自己評価の高い人の場合には、
メモを取ることすらしない人もいますが、結果的に忘れてしまったり、
わからなくなって人に聞くしかないなどと言う失敗を繰り返し、あの人は仕事が出来ないなどと、
職場で陰口を言われているなんて可能性もあるかも知れません。
3.何でも周りがサポートしてくれる環境にいる人は記憶力も鈍いことも多い
これら以外にも、記憶力が悪い人の特徴としては、子どもの頃から忘れ物などをしていても、
親、特に母親がサポートしていたため、ミスすることなく過ごしてきたと言うケースもあります。
今日は水泳なのに水着を忘れたなんて時でも、家に連絡して持ってきてもらうなどの対応を繰り返ししてもらっていれば、
いつしか自分が忘れてしまっても、親が何とかしてくれるだろうと思い込んでしまうものです。
これがずるずると社会人になっても続いてしまえば、さすがに親もサポートしきれませんので、
最終的には自分のミスになってしまいます。
ここで反省し、自分が忘れないようにする癖をつければ良いですが、
上記のように親にサポートしてもらっていたような人の場合は、逆に親を責め、
親も自分が悪いと子どもに対して怒らないため、それが正しいこととなってしまうかも知れません。
その結果、周りが注意しても聞き入れない性格となってしまい、会社や学校などでも孤立してしまう恐れもあります。
記憶力が悪いと言うと、デメリットのほうが目立ってしまいますが、
世の中には、記憶力が悪いと自覚しているような人でも、周りがその人を認めており、
仕事でも努力していると評価していることも少なくありません。
このような自覚している人は、常に忘れないように努力をしており、
周りに対しても、感謝の気持ちや迷惑にならない気持ちを大事にしているため、周りもきちんとサポートしてくれます。
しかし、上記のように、小さい頃から親に何でも助けてもらい、
それが当たり前だと思ってしまうならば、いつまで経っても成長することは出来ないものです。