人の話をよく聞くことは大切だと小さいころから親や先生などに言われて、人は育っていきます。
しかし成長するにつれいろいろな性格があらわれてくる中で、人の話を聞くことをしない人がいます。
今回はそんな聞く耳を持たない人の特徴についてご紹介します。
1.自分の意見に絶対的な自信がある
聞く耳を持たない人の最大の特徴は、自分の意見に絶対的な自信がある人という点です。
自分の意見以外の意見を聞くつもりもないし、聞いたところで自分の意見や考えを変える気がないので、
誰かが意見してくれていたとしても右から左に聞き流しています。
人によっては他人の助言などを余計なお世話と捉え、
態度や顔に面倒だということを出してしまう人もいることでしょう。
自分の意見に自信を持つことはとても大切なことですが、
気づいたら孤立していて誰からも意見を聞いてもらえないということもあります。
2.プライドがとても高い
プライドが高い人は意外と多くいますし、それ自体が悪いことではありませんが、
プライドが高すぎてしまうと悪循環を生む原因になります。
プライドが特に高い人は、他人から意見されることを嫌います。
また意見されることが屈辱的なことなので、人から意見されると怒りのようなイライラとした感情が沸いてしまいます。
そのため意見を聞く耳はもちろん持っていないのですが、さらに意見してきた人に対して敵対心をもつこともあります。
まるで意見されたことで自分が全否定されたような感覚に陥ってしまいます。
そのためプライドが著しく高い人は、聞く耳を持たない人が多いといえます。
3.傷つきやすく、繊細な一面がある
聞く耳を持たない人は、自分の中であれこれと考えている人が多いです。
そして実は傷つきやすく繊細な人である場合も多いです。
そのため聞く耳を持たないようにして、自分の心を守っているという理由も考えられます。
他人の意見を聞き入れてしまうとすべてが気になってしまい、
自分の考えや意見をなくしてしまうことを恐れているのです。
このように話を聞きたくないから聞く耳を持たないという理由ではない場合もあります。
4.過剰反応しやすく感情的になりやすい
聞く耳を持たない人は、実は内面ではとても敏感に物事に反応し、
すぐに感情的になってしまう面があります。
人から何か言われることにも過剰に反応してしまうので、
そこでかなりのストレスを感じ、イライラしてしまいます。
イライラの限界値も低いため、感情が爆発して怒り始めたり、大声でどなったり、
物に当たったりといった行動を起こしてしまうこともあります。
意見されることの内容にもよりますが、
自分自身の性格や自分が関わった仕事などに否定的な意見をされると特に過剰に反応します。
気になり始めてしまうと頭がカッとなりそのほかのことは何も考えらず、
大きなストレスに支配されてしまうため注意が必要です。
以上のように、聞く耳を持たない人が単に話を聞いていないだけの人というわけではないことがわかりました。
内面に様々な問題や葛藤を抱えていて、感情のコントロールを上手くできない人も多くいます。
聞く耳を持たない人は、聞かないことで自分を守り、感情を抑えているのだと考えられます。
しかしそれでは時には誤解を招くこともあります。
学校や社会において話を聞いていないように受け取られてしまうのはマイナスな印象が多いです。
聞く耳を少し持って、自分の考え方を少し変えていくことで抱えるストレスも軽減されます。
「そういう考え方の人もいるんだ」「自分とは違うけれどその考えもあるな」
このように考えられるようになれば、自分も気持ちも楽になるし、周囲にも誤解されることはありません。
頑なに聞く耳を持たない態度をするのではなく、
自分の考え方を少しだけ広くしてみることも試して見て下さい。