近年、環境や人間関係、将来のことなど、様々なことでストレスを抱え、精神が崩壊してしまう人が多くなっています。
状況や環境は周りと同じなのにも関わらず、悩みになったり問題になってしまうのは、
精神の強さが少なからず関係しているでしょう。
精神的に弱い人とは一体どんな特徴を持っているのでしょうか。
1.気にしすぎてしまう人
人と会話した後に「あんなこと言って誤解されちゃったかな」と考えたり、
冗談で言われたことに対しても「本当は嫌味のつもりで言ってたのかな」と気にしすぎてしまう人は、
現実に起きていること以上に妄想が大きくなってしまい、辛さや悩みを強く感じてしまうことでしょう。
気にすること自体は人として成長に繋がるため悪いこととは限りませんが、
過度に気にすることで、余計な悩みを増やし、自分を悪く見てしまう原因にもなるものです。
誰がどういう意味で言ってきたのか、相手はどんな思いでいたのか、これを知るには本人のみです。
後から深く考えたり反省することで、その場の状況を変えられる訳でもなければ、
そもそも悪く思われていない可能性もあり、自分で悩みを作ってしまっていることが大半。
気にしすぎの性格は、自分の精神を自分で痛めつけてしまうため、他人の言動や自分の発言後の内容は、
忘れてしまうように心がけた方が負担を減らせるでしょう。
2.失敗やトラブルを先に考える人
何事もやってみないと結果や結末は分からないもの。
しかし、先のことを考えてしまうあまり、自分をプレッシャーで押しつぶしてしまったり、
「どうしよう」という不安に駆られ、精神的に苦痛に感じる人もいます。
精神的に弱い人は、自分で「弱い」という自覚があるケースが多く、
そこに圧し掛かろうとしている問題やリスクを恐れてしまう傾向にあります。
「もしこうなったらどうすればいいか分からない」「失敗して周りに迷惑かけるかもしれない」と、
先のことを悪く考えてしまうことで、悩みや不安を増やしてしまいます。
「なるようになるさ」「適当にやろう」という気持ちになれず、最悪な結果や結末を先に考えてしまうため、
やる前から精神的にダメージを受けてしまいます。
3.気持ちをリセットできない人
寝れば忘れる人、ある程度時間が経てばリセットできる人は、精神的には強い方。
自分なりのリセット方法を知っているため、悩みや不安を抱えたとしても、
「こうすれば大丈夫だろう」という解決策を見出すことができます。
しかし精神的に弱い人は、負の連鎖を止めることができず、また気持ちの切り替えやリセットの仕方を分かっていません。
今日という日に何かしらの不安を感じ、次の日も引きずってしまう。
そして次の日もまた、新たな不安を感じ、不安を二つ抱きながらまた次の日へ持ち越す。
この連鎖を止めることができないため、精神的に弱くなってしまうのは仕方のないことかもしれません。
4.皆に好かれたい人
周りの人、関わる人に好かれたいという思いを持つことは必然的かもしれません。
ただ、実際には無理に等しく、合う合わないの差があったり、
時に見た目だけで嫌いなタイプだと言い切ってしまう人がいることも事実です。
誰からも好かれたいと思う人は、精神的に弱い傾向にあります。
好かれたいと思う為に、自分を犠牲にしたり演じることで、疲れを感じやすかったり、
不満を抱くことも多くなり、終いには自分を出せないでしまう人もいます。
評判を気にする人、多くの人と仲を深めたい人、孤立することを怖がる人は、
誰からも好かれたいという欲望を抱えていることが多い反面、ストレスを抱えやすく自分の素を出せないのも事実です。
これによって精神的に安定しなかったり、無理をして悩んでしまったりと、自分を追い込む原因になっているのです。
精神的に弱いよりも強い方が、生きていく上では良いですよね。
立ち向かうにしても、受け止めるにしても、精神的に弱ければ崩壊しかねません。
自分がどうして精神的に弱いのか、これらの特徴を踏まえて考えてみると、直すべき性格や考え方を知れるかもしれません。
少しずつ精神を鍛えて、生きやすい性格になれるよう、自分自身も頑張って努力してみましょう。