多重債務者の特徴5個

最終更新日:2017年5月31日

多重債務者とは、お金をいくつもの会社から借りていて、

債務が多重になっている人、つまり借金だらけになっている人のことを指します。

まともに生きていればすることのない借金を、彼らはなぜ繰り返し、いわゆる「借金地獄」に陥ってしまうのでしょうか。

そんな人たちの特徴をご紹介します。

1.返済を借金で賄っている

一社の返済が困難になったとき、もともと何かしらに困って借金をしてしまったわけですから、

生活にそもそも余裕がないことが多く、

その返済費用を別の金融機関から借りた借金でなんとか賄おうとする人がいます。

これではお分かりの通り、永遠に借金地獄から抜け出すことはできず、

どんどん借金が膨らみ、借金の契約も一社、二社…と増えていくのです。

既に借りている一社で、限度額を増額することは審査が通りにくいと言われています。

そのため、困ったときは別の会社でカードローンやキャッシングの新規の契約をしてしまいます。

2.お金の管理ができない

毎月のお金の管理が適当で、今月は何にどれだけお金を使って、

生活費は足りるのか、などをしっかりと把握していない人がいます。

自分のお金のことなのに、ほったらかしにしてしまうことで、今借金がどれほどなのか、

何社と契約しているのかもどんどん管理がずさんになっていき、

気づいたらいわゆる多重債務者になっていた…なんていう困った人もいるのです。

普通はするお金の管理をしっかりとしないのですから、

借金が増えて行っても本人は「なんとか暮らしていけるものさ」とのんびり構えていたりします。

でもそんな人は、借金が膨らんできて目に見えて困窮してきてからやっと慌て出すものです。

3.ギャンブル中毒に陥っている

ギャンブルに夢中になっている人は、金銭感覚がマヒすると言いますし、

そのギャンブルの資金のため簡単に借金に手を出してしまいがちです。

ギャンブルで勝ちさえすればなんとかなるという思考が働き、

先行投資のような感覚で借金を繰り返してしまいます。

普段から多額のお金を使っているのですから、

大金に対する感覚が人と違ってしまうのもうなづけるお話です。

4.高級なブランド品などの買い物がやめられない

一見普通のOLに見える女性も、隠れた多重債務に苦しんでいることがあります。

特に、高価なブランド品などの買い物が大好きで、

その買い物が止められず、借金までしてそれを繰り返そうとします。

借金をやめたいという気持ちは持っているはずですが、

それで大好きなブランド品が買えるわけですから充実感もあり、

その悪循環からいつまでも抜け出せず、

一社の限度額満額まで使い切ってしまったら次は別の会社で…という借金地獄に陥ります。

5.借金をする感覚がマヒしている

昨今は、ある程度誰でも気軽にお金を借りることができるようになりました。

簡単に申し込みができ、すぐに使える…こんなCMを見たことがある人は多いでしょう。

これが災いし、借金することに何とも思わず、まるで自分の口座から貯金を下ろすような感覚で、

借金を繰り返すようになってしまう人がいます。

簡単に利用できて、返済は少額からでいいのですから、

繰り返せば確かに感覚はおかしくなっていってしまいますよね。

いつしか借金が当たり前になってしまっていた時、

いつの間にかその額は恐ろしいほどに膨らんでいってしまっているのです。

最後でも触れましたが、借金は一昔前と比べて大変気軽なものになり、

一見普通のサラリーマンに見える人でも多くの借金を抱えていることが多くあると言います。

いつしかその感覚がマヒしてしまっていたら非常に危険です。

多重債務者にならないよう、毎月のお金の管理は徹底し、もしどうしても借金をしなければいけない場合は、

しっかりと返済計画をあらかじめ立てたうえで借り入れをするようにすることが不可欠です。