仕事や家事の効率が悪い人の特徴5個

最終更新日:2016年5月14日

同じ仕事や作業をするのに、手際よく短時間ですませられる人もいれば、人より時間がかかってしまい、なかなか仕事や作業が終了しない人もいます。

その違いは「効率の良し悪し」にあると考えていいでしょう。

ここでは、効率が悪い人の特徴をいくつかご紹介します。

1.1つのことを完成させてから次のことを始める

わかりやすいように、「家事」を例に話を進めていきます。

3つの部屋の掃除をするとしましょう。

効率のいい人は、最初に3つの部屋に散らかってるものの片づけをし、

次に3つの部屋に掃除機を続けてかけ、最後に3つの部屋の窓の拭き掃除をします。

つまり、「片付け」「掃除機」「窓ふき」という3つのタイプの作業をひとまとめにし、それぞれを続けて行うわけです。

人間は同じ作業を連続して行ったほうが、スピーディに作業を進められますから、短時間で3つの部屋の掃除が完了します。

効率の悪い人は、そういうやり方をしません。

まず、最初の部屋の片づけをし、掃除機をかけ、窓ふきをし、その部屋の掃除を完了してから、次の部屋に移るのです。

同じタイプの作業をできるだけ続けて行うのが効率のいい人、

それを考えず、1つのことを完成させてから、次のことを始めるのが効率の悪い人ということになるでしょう。

2.効率にこだわりすぎ、効率が目的化してしまっている

ちょっと逆説的な表現になりますが、「効率にこだわりすぎて、効率が悪い」というタイプの人も少なくありません。

「効率」というのは、できるだけ早く仕事や作業を終了させるための手段にすぎません。

ところが、「効率よくやろう」という意識が強すぎると、常に効率ばかりを考え、効率が目的化してしまうケースがあります。

必要な準備をし、ある程度の段取りを考えたら、あとはよけいなことを考えずに、作業に集中したほうが、効率は良くなります。

ところが、効率が目的化した人は、作業の開始までに時間がかかり、

また、作業中もたびたび中断して「どうしたら、より効率的になるか」を考えてしまいます。

これでは、効率が悪くなるのも当然でしょう。

3.休憩を取らずにだらだら続ける

仕事でも家事でも、人間が集中して続けて作業できる時間は限られています。

集中力には個人差がありますが、1時間以上継続して作業するのは、効率の良いやり方とは言えないでしょう。

集中力が切れると、作業のペースは間違いなく落ちますし、つまらないミスも起こりやすくなります。

効率のいい人はそのことを知っていますから、自分のペースに合わせ、適度なインターバルを取ながら作業を進めていきます。

一方、効率の悪い人は休憩を取らないまま、長時間作業をだらだら続けてしまいます。

「自分は人よりも仕事や作業が遅い」という自覚のある人ほど、

「とにかく作業を前に進めたい」という思いから、休憩を取ることを嫌うという傾向があります。

4.やらなくてもいいことまでやってしまう

人間のやることですから、仕事にせよ作業にせよ、100点満点ということにはなかなかなりません。

また、人もそれを求めてはいないでしょう。

ところが、効率の悪い人は、つい満点を意識してしまいます。

先ほどの例でいえば、窓掃除をする際、まるでプロがやったようにピカピカに磨きたてようとします。

確かに、それがベストの状態ではあるでしょう。

しかし、「家事としての掃除」では、そこまでやる必要はありません。

つまり、「やらなくていいことまでやってしまう」のが、効率の悪い人の特徴です。

5.始めてから、段取りや順番を考える

作業を始めて、それから段取りや順番を考えるというのも、効率の悪い人にありがちな特徴です。

掃除の例でいえば、散らかっている部屋に掃除機を持ち込み、

掃除機をかけ始めてから、「部屋が散らかっているので、掃除機がかけづらい」と感じます。

そこで、いったん掃除機を止めて、あらためて部屋の片づけを始めます。

最初に散らかっている部屋を片づけ、それから掃除機をかけたほうが効率がいいことは言うまでもないでしょう。

今回は効率が悪い人の特徴を5種類紹介しました。

ちょっとした工夫さえすれば、誰でも効率よく仕事や作業をすることが可能になります。

「自分はどうも効率がよくない」という自覚のある人はもちろん、そうでない人も、より効率的に仕事や作業をするための手引きにしてください。