感情をコントロールできない人の特徴4個

最終更新日:2016年4月24日

自分の感情を完璧にコントロールできる人はほとんどいないでしょう。

しかし、多くの人は場面に応じて自分の感情を抑制する努力をし、ある程度それができるものです。

ところが、中には感情のコントロールが全くと言っていいほどできない人もいます。

そんな人には、どんな心理的な特徴があるのかご紹介します。

1.そもそも感情をコントロールする意志がない

感情の起伏が激しく手が付けられなくなるような人がいます。

「あの人は、どうしてセルフコントロールができないのだろうか」と周囲はいぶかしく感じるでしょう。

その理由はいくつかありますが、中でも意外に多いのが、「そもそもコントロールする意志がない」というケースです。

パーフェクトなコンロトールは不可能でも、意識して努力することによって感情を制御することが可能なのが、人間というものです。

しかし、そういう人はコントロールしようという意識を全く持ちません。

それどころが、自分の意志で感情の制御が可能であるという認識すら持っていないケースが少なくないのです。

「一度湧き起った感情は、意志でどうなるものでもない」という認識を持っている限り、一生コントロールできない状態が続くことでしょう。

2.「間」を置くことができない

感情のコントロールができない人は、特に負の感情が起こると、制御不能の状態になりやすいという特徴があります。

では、逆に、どうすれば負の感情をセルフコントロールできるか。

有効な方法の一つが「間を置く」ということです。

「怒りは数秒で鎮められる」という話を聞いたことのある方は少なくないのではないでしょうか。

怒りの感情が起こったとき、数秒の「間」を置くだけで、その感情が沈静化されるということです。

このことは、実感として理解できる人が多いはずです。

感情のコントロールができない人は、そうした「間」を置くことができません。

怒りの感情が起こると、すぐにそれを表情に出し、態度や言動に表してしまいます。

ほんの数秒のインターバルが取れないために、自分の悪感情をダイレクトに人を伝えてしまうわけです。

その表現は自分自身にももちろん伝わります。

そのため、「怒りが怒りを増幅する」ということになりやすいのです。

3.心の容量が小さく、すぐに容量オーバーになる

感情のコントロールのできない人には、精神的な容量が人よりも小さいという特徴もあります。

人間は誰しも、心にある程度の余裕を持っていて、その容量がいっぱいになるまでは、気持ちを自分で制御することができます。

感情のコントロールができない人は、その容量が極端に小さいのです。

そのため、すぐに容量オーバーになり、感情が表に流れ出してしまいます。

それは、自分で意識的に行うことではありません。

あくまでも、心という器がいっぱいになって、感情があふれてしまう状態になっているわけですから、自分ではどうすることもできません。

感情のコントロールができない人が、しばしばパニック状態になったり、

自分で自分の感情に振り回されてヒステリーを起こしてしまうのは、そのためと考えていいでしょう。

4.感受性豊かで、外部からの刺激に過剰反応する

抱く感情が人よりも大きいという特徴も考えられるでしょう。

例えば、人から何か言われれば、それに対してなにかしらの感情を抱きます。

その時に抱く感情の大きさは、人によって違ってきます。

ふつうの人ならそれほど大きく受け止めないことを、感情のコントロールができない人は、数倍の大きさにも感じてしまいます。

よく言えば、感受性豊かということになるでしょう。

センシティブな性格のために、外部からの刺激に過剰反応してしまうわけです。

その過剰反応が、「心の容量オーバー」につながるという側面もあります。

感情の制御ができない人の心理的な特徴をお話ししてきました。

自分の感情に振り回されてどうすることもできなくなるということが、人間には時として起こりえます。

一部の特殊な人に限定されることではなく、誰にでも起こりうるのだという認識を持って、セルフチェックしてみてはいかがでしょうか。