「変人」と呼ばれる人がいます。
人とは変わったところのある人のことをそう呼ぶわけですが、では、どんなところが変わっているのか。
ここでは、いくつかのタイプに分けて、変人の持っている特徴について紹介しましょう。
1.大好きな趣味があって、趣味に没頭する時間を大事にしている
変人の特徴としてまずあげられるのが、「大好きな趣味がある」ということです。
多くの場合、一人で楽しむ種類の趣味なのですが、その趣味に没頭する時間を何よりも大切にしています。
「自分」に対する関心が極めて高いのが、変人の特徴なのですが、
その関心の高さが最も端的に表れるのが、趣味の世界ということができるでしょう。
つまり、自分の好きな趣味の世界は、変人にとって「理想郷」にほかならず、
その理想郷で過ごす時間こそ、至高の時間と感じられるわけです。
集中力があるために、趣味に没頭すると、ほかのことは一切目に入らなくなってしまうのも、変人の特徴と言っていいでしょう。
2.他の人のことに対しては、感心が薄い
自分に対する関心が高いのに反し、他の人のことに対する関心がきわめて薄いのも、変人の特徴です。
誰がどこで何をしていても、それに興味を持つことがほとんどありません。
例えば、街を歩いていて、変わった服装をしている人が目に入ったり、何かトラブルが起こっていても、感心を示さずに通り過ぎてしまいます。
また、人と話をしている時でも、自分が興味のない話題だと、いい加減に聞き過ごします。
逆に、関心のある話題になると、人が変わったように熱弁をふるったりします。
興味の対象が限定されていること、しかしその対象物については、徹底的に深く掘り下げたり、
人一倍熱中したりすることが、変人の特徴と言うことになるでしょう。
3.人からの評価や人の目を気にしない
他の人のことに関心を示さないだけでなく、変人には「人からの評価を気にしない」という特徴もあります。
ふつうの人は、多かれ少なかれ、人の目を意識したり、人からどう思われているか気にしたりしますが、変人はそうした意識を持っていません。
人からどう思われようとかまわないのです。
多くの人は、人の目や評価を気にするために、日常的にストレスを感じてしまうのものですが、
それを気にしないのですから、余計なストレスを感じることもありません。
これは、ふつうの人にとっては、大変うらやましい変人の特徴と言っていいのではないでしょうか。
4.「常識」にとらわれない
時に非常識な言動をするのも、変人の特徴の一つでしょう。
そもそも、変人には「常識に従う」という考え方がありません。
自分なりの価値観や人生観、生活スタイルがしっかり確立されていて、常にそれに基づいて行動します。
たとえ、それが世間の常識と反していたとしても、変人の中では「正しいこと」です。
常識というのはつまり、多数決の論理から生まれた社会通念と言っていいでしょう。
その「多数」に入ることがないからこそ、「変人」と呼ばれるわけです。
「他人に無関心なために、他人が作った常識にも関心がないのが、変人」という言い方もできるでしょう。
5.空気を読まない
空気を読まないのも、変人の特徴です。
空気を読むというのは、つまり、自分を他の人に合わせるということ。
「わが道を行く」のが変人なのですから、他の人に合わせようとはしません。
そのため、空気を読まなくなるわけですが、「空気を読む必要性を感じない」
「空気を読むのが嫌い」「そもそも空気を読むという発想そのものがない」など、いくつかのケースがあります。
いずれにしろ、場の空気がどうであれ、自分の意志と感性にのみしたがって行動するのが、変人の特徴と言うことになるでしょう。
今回は変人の特徴を5種類取り上げてご紹介しました。
ひとくちに変人といってもいろいろなタイプがいますから、「この5つの特徴をすべて備えているのが変人」というわけではありませんし、他の特徴もあります。
あくまでも、「代表的な5つの特徴」とお考えください。