几帳面というのは、一般的に長所として良い評価をされています。
確かに、几帳面さにはプラス面が少なくありません。
しかし、一方でマイナスの面もあります。
今回はその両面から、几帳面な人に共通する特徴をご紹介します。
1.字がキレイ
最初に、几帳面な人の最もわかりやすい特徴を紹介します。
それは、字がキレイということ。
と言っても、必ずしも「達筆」というのではありません。
几帳面な人の中には、上手とは言えない癖字の人もいます。
しかし、字の巧拙に関係なく、几帳面な人は字をきちんと書く習慣がありますから、結果、見やすくキレイな字になります。
ただ文字がキレイなだけではありません。
ノートでも手紙でも、体裁の整った書き方をしますから、大変読みやすい仕上がりになります。
その特徴は、ちょっとしたメモにも表れます。
走り書きのメモでも、几帳面な人が書くと、誰にでも読みやすいものになります。
2.清潔好きで整理整頓が得意
几帳面な人には清潔好きという共通点もあります。
なにごともキチンを整った形にしておかないと気がすみません。
その性分が、自然に自分自身を清潔にさせるのです。
潔癖症とは違いますから、過度に神経を使うことはありません。
常識の範囲で身ぎれいにしておくのが好きです。
ですから、常に身だしなみに気を使うという特徴もあります。
さらに、自分自身だけでなく、自分の身の回りのものに対しても同様に神経を使いますから、家でも職場でもどこでも、整理整頓を欠かしません。
デスクなど、自分の領域内はもちろん、そうでないエリアのものまで整理することも少なくないのです。
3.仕事が緻密で丁寧
仕事や家事をするとき、緻密で丁寧というのも、几帳面な人のプラス面です。
細かいところまで気を配りますから、ミスは当然少なくなります。
ただし、それだけに、仕事のスピードは遅くなりがちです。
そのため、タイムリミットのある仕事が時間内に終わらないということもしばしば出てきます。
「ちょっとペースが遅いな」と自覚しても、几帳面な性格の人は、仕事をいいかげんに進めることができません。
そのため、予想していながら、仕事が間に合わないということもあります。
4.融通が利かず、固定観念にとらわれてしまう
几帳面な人には、「融通がきかない」というマイナス面の特徴もあります。
何事もきちんとしていないと気がすまない性格なために、ものごとを杓子定規に考えてしまう傾向が強いのです。
「これはこうあるべき」とか「これはこうだ」という固定観念にとらわれれてしまうのが、几帳面な人のマイナス面と言っていいでしょう。
ものごとのとらえ方や思考法が型にはまってしまうために、その行動もワンパターンになりがちです。
変化や冒険を好まず、自分で決めて「型」を守ろうとするのが、几帳面な人です。
5.ストレスを感じやすい
几帳面な性格の人は、すべてがきちんと整っていないと、「気持ちが悪い」と感じます。
例えば、自分の書いた字が少しでも曲がっていたり、着ている服にちょっとした汚れがあると、それが気になってしまいます。
そうした「気になること」を簡単に正すことができれば問題ありません。
しかし、そうでないケースも少なくないでしょう。
服の汚れを落とすことができないまま、仕事を続けなければならないようなことも、当然あるわけです。
すると、そのことが気になって、大きなストレスを感じてしまいます。
ふつうの人なら気にならないことを気にして、不必要なストレスを自分で作ってしまうのが、几帳面な人のマイナス面の特徴ということになるでしょう。
几帳面な性格の人が持っている特徴について、ここでは、プラス面のものとマイナス面のものを併せて紹介してきました。
その性格のために、精神的なストレスを感じやすいといったマイナス面もあります。
自覚のある方は、改善のための参考にしてください。