不正を見逃すことができなかったり、嘘をつけなかったりと、
正義感が強い人は周りからの信頼も厚く頼りにされることも多いでしょう。
一言で「正義感が強い」とは言っても、正義感の中には様々な言動が含まれています。
正義感が強い人とは、一体どんな特徴を持っていると言えるのでしょうか。
今回は正義感が強い人の特徴をご紹介します。
1.常識を常に意識している
正義感が強い人は、良いことと悪いことの区別、常識を、常に頭の中で意識しています。
何をするにも「これは常識的にはどうか」という判断をするため、
非常識なことをしたり、周りから批判されるようなマナー違反はしません。
何をするにも、「悪いこと」に繋がらないように意識している為、
周りの人からは安心できる人といった印象を受けることがあるでしょう。
職業で言えば警察官のような人のこと。
不正を嫌い、間違ったことをせず、常識ある行動の中で人生を全うしている人は、正義感が強い人と言えるでしょう。
2.正直者である
正義感が強い人は、周りに嘘をつくことが苦手ですが、自身に嘘をつくことも苦手です。
何かの拍子に悪いことをしてしまっても、後に「自分がやった」と正直に言ってしまう正直者が多く、
言わなければ周りが気付かないことであっても自ら言ってしまうちょっと損をしてしまうタイプの人が多いです。
そのまま流したり気付いていないフリをすればいいものの、
自分の中で「悪い事をしてしまった」とずっと引っかかってしまい、気持ち悪い状態が続いてしまう。
正直に話すことによってようやくその引っかかりがなくなり、後悔やモヤモヤが消えてくれるのです。
自分にも正直でいないと悩んだり不安になってしまう為、
自分に不利なことがあったとしても正直でいることの方が楽に感じるのでしょう。
3.融通がきかない
正義感が強い人は、物事への答えが一つに限られてしまい、
融通や応用がきかないといったデメリットな特徴もあるでしょう。
「こうするべき」「こうしなければならない」と思ってしまう正義感の強い人は、一つの答えに必死になったり努力します。
ただ、社会の中ではこうした行動が「面倒」「扱いづらい」「やりにくい」といった見方をしてしまう人もおり、
嫌われてしまう原因にもなりかねません。
「あの人に言っても無駄」「あの人は頭固いから」といった見方をされてしまい、
距離を取られてしまうこともあるでしょう。
臨機応変に対応することができなかったり、少しでも曲がったことを嫌う為、
周りとの波長が合わなくなってしまうことも。
しかし正義感が強い人は、そこで「周りと合わせる為に正義感を捨てよう」とはならず、
いつまでも交わることができません。
4.真面目な性格
正義感が強い人は、基本的に真面目な性格の持ち主です。
曲がったことができない、不正を見逃せないのも、真面目な性格が根本的にあり、
受け入れてしまうことで自分を否定してしまうことに繋がるからです。
「こうしてはいけない」と思っていることをしてしまえば、自分の意思を否定してしまうことになり、
自分が自分ではなくなってしまう。
そしてそこには「間違ったことはしていない」という自信があるために、これからも変えようとはしないでしょう。
考えや目的に対して曲げることをせず、周りから批判されるようなこともしない安定性がある為、
周りから信頼を得ることも多い。
「この人なら安心できる」と思われることでさらに正義感の強さを発揮し、
信頼関係を強く持つことも多いでしょう。
正義感が強い人は、良い所だらけに思える反面、嫌われてしまう場面もあります。
ただ、正義感が強い人の考えが間違っているということはほとんどないため、
意見を無視したり否定することはできません。
そんな正義感が強い人を「安定性がある」「安心できる」と捉えるのか、
それとも「厄介な人」「融通きかない人」と捉えるかでも、付き合い方や見方が変わってくるでしょう。