「あの人は好奇心旺盛だ」と人から評価される人がいます。
自分がそうだという人も少なくないでしょう。
では、どういう人が好奇心旺盛と言われるのか。
ここでは、その特徴について、代表的なものを取りあげてご紹介していきましょう。
1.人の話に食いつきやすい
好奇心旺盛な人には、興味を覚える対象が多く、幅が広いという特徴があります。
例えば、街を歩いていて、何か人だかりがあると、「なんだろう」と思って
そこへ行ってみるという行動傾向があるわけです。
テレビを観ていても、さまざまなことに興味を示し、情報をキャッチするのが、
好奇心旺盛な人の心理的特徴と言っていいでしょう。
それが、わかりやすく表れるのが、人と会話をしている時の表情や態度、反応です。
人と話をしている時、相手が口にした話の内容に関心を持ち、話に食いついてくるのです。
相手の話に表面的に話を合わせるのではなく、自分から興味を持って、相手にさまざまな質問をし、
その話の内容をより深く詳しく知ろうとするのが、好奇心旺盛な人と言っていいでしょう。
そのため、会話が盛り上がりやすいという特徴もあります。
2.先入観を持たない
多くの人にありがちなのが、何か新しい情報を耳目にしたとき、
「それは自分には向いてない」とか「自分とは関係ない」という判断をしてしまうこと。
どんな有意義な情報でも、そう判断した瞬間、永遠に自分とは無関係になってしまうわけです。
好奇心旺盛な人はちがいます。
どんな情報であれ、最初から「自分とは関係ない」と判断することはありません。
最終的にそう判断するとしても、まずはその情報に関心を示し、その内容を知ろうとします。
それを知ってから、本当に自分に向いていないかどうか、関係ないかどうかの判断をするわけです。
つまり、先入観を持たず、新しい情報をキャッチしようとするのが、
好奇心旺盛な人の特徴と言うことができるでしょう。
3.新しもの好きで移り気
好奇心旺盛な人は、そのように、常に新しい情報をキャッチしようという意識が強いため、
「新しもの好き」という特徴も持っています。
新しい情報は次々に飛び込んできます。
そして、先入観を持たずにその情報をキャッチするのですから、次々に興味の対象が変わるわけです。
したがって、何か一つのことを長く継続したり、一つのことを深く掘り下げたりするのは、得意ではありません。
興味の対象が短時間で変わってしまうために、「飽きっぽく、移り気」というマイナス面の特徴もあります。
「趣味や好きなもの(例えば、お気に入りの店)がコロコロ変わるのが、好奇心旺盛な人」と考えていいでしょう。
4.行動的
単に興味を持つ対象がたくさんあるのが、好奇心旺盛な人ではありません。
興味を持ったことを実践する行動力を持っていることが、好奇心旺盛な人の条件です。
趣味を例にあげるなら、人がやっている趣味に関心を示した時、すぐにその趣味にチャレンジしてみるのです。
「やってみようかな。どうしようかな」と迷うことなく、「とにかくやってみる」のが、
好奇心旺盛な人と言っていいでしょう。
5.ポジティブで前向き
好奇心旺盛な人は、多くの対象物について、「おもしろそう」と感じるという特徴を持っています。
「おもしろそう」と感じるからこそ、その情報を取り入れたり、流行に乗ったりするわけです。
他の人が「つまらなそう」と感じることでも、「おもしろそう」と感じることができるのですから、
そこには、間違いなくポジティブ思考と、前向きな意識が存在していると考えていいでしょう。
「やってみたら案外つまらなかった」という場合ももちろんあります。
しかし、まずは「おもしろそうだからやってみる」というのが、好奇心旺盛な人の心理と行動の特徴です。
今回は、好奇心旺盛な人について、その心理、行動両面での特徴をお話ししてきました。
同じ人生を送るなら、できるだけ楽しい人生にしたいもの。
好奇心旺盛な人は「楽しい人生を送るための一つのお手本」と考えることもできるでしょう。