頼りない上司の部下に慕われない特徴

最終更新日:2016年7月29日

会社の上司が頼りなさ過ぎてイライラしている人は多いのではないでしょうか。

どんな職場にも、部下泣かせの頼りない上司は存在するものです。

今回はこのような頼りない上司に共通する特徴をまとめてご紹介します。

1.指示が曖昧

頼りない上司に共通する最大の特徴として、「指示が曖昧」というものがあります。

彼らは何事もぼかした発言を好む傾向があります。

「○○」とも受け取れるけれど、「××」かもしれない、といったニュアンスの指示ばかり出してくるので

部下はどれが正解なのかわからず右往左往してしまうことがよくあります。

極めつけは、「はっきり指示して欲しい」という部下の訴えに対して「自分で考えろ」と言う癖があることです。

頼りない上司というものは、自分に自信のない人です。

誤った指示を出した責任を取りたくない(または取れない)ために、曖昧な指示しか出さないのです。

彼らは部下に度々迷惑をかけますが、ちっとも悪びれません。

そのため、存在するだけで迷惑を通り越して業務妨害だと思われていることもあります。

2.自分の保身をまず考える

頼りない上司の得意技は部下への責任転嫁です。

仕事上のミスや失敗は全て部下のせいにしてしまいます。

実際は、部下のミスは上司のミスですから上司が責任をとって当然なのですが、何とか自分だけは責任から逃れようとする特徴があります。

部下の失敗をフォローしたり、肩代わりして謝罪したりするような能力は頼りない上司にはないのです。

ですから、このような上司の下で働く部下はとにかく失敗だけは避けようとする癖がついてしまいます。

したがって、新しいことや未知のことに挑戦しようとする意欲が失せてしまいます。

3.部下の扱いが下手&育て下手

有能で頼りがいのある上司なら、部下の能力を見極めた上で仕事を振り分けます。

しかし、頼りない上司は「適材適所」で部下を配置することができません。

したがって、能力以上の仕事をせよと申し渡される部下もいれば、逆に簡単すぎる仕事に困惑する部下も現れます。

また、頼りない上司は部下の褒め方や叱り方にも問題があります。

上司は部下の性質に合わせて褒め方や叱り方を変える必要があります。

褒め方1つで、部下は自分の能力を最大限に発揮する可能性もあれば、逆に全く発揮できない可能性もあるからです。

例えば、部下には「褒められて伸びるタイプ」と「褒められたら調子に乗るタイプ」、

「叱られるとやる気をなくすタイプ」と「叱られたら発奮するタイプ」がいます。

どんな部下でも、上司から適格な指導を受ければそれなりにスキルアップしていくものですが、

頼りない上司の下で働いている部下はいつまでたっても成長できない傾向があります。

4.手柄を横取りする

頼りない上司は、部下の手柄を横取りするという卑怯な手をよく使います。

ただでさえ曖昧な指示しか出していないのに、

いざ仕事が成功した途端に「あれは実は私の指示で…」などと言って横からさっと手柄を取り上げます。

こんなことをされては部下も腹が立って当然です。

成果に対して正当な報奨が得られなければ部下はやる気を失い、次回からは手を抜くようになります。

頼りない上司の部下に意欲的な人材が集まらないのは、上司その人が部下のやる気を削いでいるからです。

5.仕事ができないのに態度が横柄

一般的に、頼りない上司は仕事ができません。

ごく簡単な仕事ですら部下を呼びつけて自分の代わりにやらせます。

しかも、ねぎらいの言葉1つかけることなくさも当然といった態度が目立ちます。

この種の上司はもともと人望に欠け、部下の受けも良くありません。

せめて部下に接する態度を改めれば社内環境を改善することができるのですが、

本人に自覚がないケースがほとんどなのでまず不可能でしょう。

頼りない上司には様々な特徴があります。

指示が曖昧過ぎたり、責任転嫁したり、部下の手柄を横取りしたり、といったネガティブなものがほとんどですが、

これらは全て自信の無さの表れです。

このような上司の下に配属されてしまったら、とにかく辛抱するしかありません。

不条理な責任を押し付けられないようにできるだけ離れていることが賢明です。