世の中には感受性の豊かな人がいます。
センシティブとかデリケートと表現されることもありますが、
そのような人に共通する特徴についてご紹介します。
【特徴・方法】
1.心づかい、気配りができる
感受性の豊かな人は、つまり心のアンテナの性能のいい人です。
受信力が高いわけですから、当然、一緒にいる人の心を読むことも得意です。
相手のちょっとした仕草や表情、態度などから、その心理を正確にキャッチできます。
「今、この人はこういう感情を持っている」とか「こういうことを望んでいる」という心理を読んで、
その相手の心理にふさわしい言動をすることができます。
しかも、それを当人は特別に意識しているわけではありません。
無意識のうちにそれができるのが、真に感受性豊かな人です。
この特徴を簡単に表現すれば、「人に対して心づかいや気配りができる」ということになるでしょう。
2.場の空気を読むことができる
感受性が豊かな人は、個々の人の心を読むばかりではなく、自分がいる「場」全体の雰囲気を読むことも得意です。
単にその場の空気を読むだけではありません。
その空気の微妙な変化を読むことも、簡単にできてしまいます。
「今のこの場の雰囲気」を、確実にキャッチできますから、その変化に応じた、最も適切な言動をすることができます。
同じ場にいても、ある人の何らかの言動で、空気が変わることがありますが、
そうした変化を見逃さないのが、感受性の豊かな人ということができるでしょう。
3.感情表現が豊か
心のアンテナが高性能で、受信能力の高い人は、インプット力が優れているだけではありません。
アウトプット力、つまり感情の表現も人より豊かになります。
喜怒哀楽が激しく、特に泣き虫な傾向が強く見られます。
ですから、どんな気持ちでいるのかが大変わかりやすく、ある意味「付き合いやすい人」と評価することが可能でしょう。
ただ、場合によっては、激しすぎる感情の変化に、周囲が振り回されてしまうこともあります。
4.ドラマなどの「物語」にすぐ感情移入する
テレビドラマや映画を見ているときに、すぐ感情移入して、登場人物と一緒に怒ったり笑ったり悲しんだりするという特徴もあります。
小説を読んでいるときも同様です。
小さなセリフも聞き逃しませんし、俳優の微妙な演技も正確に把握しますから、その感情移入も的を射ていることがほとんどです。
ドラマをフィクションとして見ている人より、ずっと深くドラマを楽しむことができるということになるでしょう。
5.興味の対象が幅広く、趣味が多い
アンテナが高いのですから、日常生活の中でも常に多くの情報をとらえます。
そのため、自然に興味を持つ対象の幅が広がるのです。
興味の対象が多くなれば、趣味も増えていくものです。
つまり、感受性の豊かな人には多趣味の人が多いという傾向があります。
しかも、1つ1つの趣味に対する感受性も豊かなわけですから、当然、「広く浅く」ということにはなりません。
多趣味にしてかつ「広く深く」それを楽しもうとするのが、感受性の豊かな人の特徴と言っていいでしょう。
6.傷つきやすくストレスを感じやすい
前項までは主にプラス面の特徴を紹介してきましたが、最後にマイナス面の特徴を紹介しておきます。
それは、傷つきやすく、ストレスを感じやすいという特徴です。
物事に対して敏感に反応してしまいますから、例えば、ふつうの人なら聞きすごすことができるような発言も、確実にキャッチしてしまいます。
相手の発言だけでなく、ちょっとした表情からも相手の気持ちを読み取り、そのために傷つくことも少なくありません。
ちょっとしたことに傷つき、ストレスを感じてしまうのが、感受性豊かな人の困った特徴です。
感受性の豊かな人について、6つの特徴を紹介してきました。
是非、貴方も感受性が豊かな人間を目指してみてはいかがですか。