内向的な性格の人の優れた特徴6つ

最終更新日:2016年3月26日

内向的な性格の人よりも、外交的で社交的な性格の人の方が好まれる傾向がありますが、実は内向的な性格にはさまざまな長所があります。

今回は内向的な性格の人の優れた特徴をお話しします。

1.考えることが好き

内向的な性格の人の意識は、自分の内側に向いています。

ということはつまり、自分一人で考える時間が長いということ。

内向的な性格は生まれつきのものであることが多く、子どものころから、一人で物事を考えることが習慣になっているケースがほとんどです。

それが子どものころから身に着いた習慣であるために、考えることが好きなだけなく、

思考能力が高いということが、内向的な性格の人の長所と言っていいでしょう。

言い換えると、物心ついた時から無意識のうちに思考トレーニングをして、

その能力を高めてきたのが、内向的な性格の人ということになります。

2.集中力がある

一つの物事に長い時間没頭できるというのも、内向的な性格の人の長所です。

外向的な人に比べて、「気が散る」ということが少ないのです。

仕事にしろ勉強にしろ、ふつうの人よりも長く集中することができますから、その成果も当然高まります。

また、そうした集中力は趣味においても発揮されますから、趣味に関しての知識やスキルが高まり、

「プロ並み」のレベルになることが珍しくありません。

さらに、マニアックな趣味にハマりやすいのも、内向的な人の特徴と言っていいでしょう。

3.慎重で緻密

考えることが好きで、思考能力が高いので、何をするにしても緻密なところがあります。

そのため、仕事でも勉強でも、ケアレスミスをすることが少なくなります。

ただ、それは同時に「慎重さ」につながりますから、どうしても「石橋を叩いて渡る」ということになりがち。

もちろん慎重であること自体は悪いことではありません。

しかし、時として慎重になりすぎて、なかなか行動に移せず、機を逸してしまうということもあります。

人間関係においても、その慎重さが災いして、相手をいらいらさせるということもあるのが、内向的な性格の人の特徴です。

4.クリエイティブ力が高い

あらゆる「創造」は、内向的な思考により生み出されます。

自分の内側に向く意識がなければ、クリエイティブな仕事はできません。

実際に、クリエイティブな仕事をしている人には内向的な性格の人が大変に多いのです。

音楽にしろ美術にしろ、あるいは文学にしろ、新しい作品を生み出すためには、自分の中に「自分一人の世界」をもっていて、

そこに閉じこもって精神的な作業をする必要があります。

内向的な性格の人の中には、自然にその世界が形成されていると考えていいでしょう。

5.一人でいることが平気

外向的な人には「一人でいると不安になる」という傾向があります。

それに比べて、内向的な性格の人は、一人でいることが平気で、孤独を感じにくいという特徴があります。

一人でいることを特に好まない場合でも、孤独であることに対する耐性が高いため、そこに不安を感じることはありません。

また、孤独癖があり、大勢でワイワイやっていることに精神的に疲れてしまうというケースもあります。

6.他者に対する関心が薄い

興味の対象が自分に向いてしまうために、どうしても他者に対する関心が薄くなりがちという傾向もあります。

必ずしも友人が少ないわけではありませんが、親しい友人も含めて、他者との関係に深みを欠くところがあります。

もちろん、「内向的で人情家」という人も少なくありません。

しかし、情が厚くても、常に心の一部が冷めているのが、内向的な性格の人の特徴です。

今回は内向的な性格の人の特徴について、長所を中心にお話ししてきました。

思慮深くクリエイティブである一方、その慎重さが人を不快にしたり、人に対する関心が薄くなりがちなのが、内向的な人の性格ということになります。