気分屋の性格的特徴5個

最終更新日:2016年4月7日

「あの人は気分屋だから」という言い方には、マイナスのニュアンスが含まれていると考えていいでしょう。

つまり「気分屋だから、まともに取り合ってもしょうがない」とか「放っておいたほうがいい」いうような評価になるわけです。

では、気分屋にはどんな性格的特徴があるのかご紹介します。

1.正直でお人よし

ここではあえて、気分屋のプラス面の性格から紹介します。

まず挙げられるのが「正直でお人よし」という性格です。

気分屋の人はころころかわる自分の感情や気分を隠しません。

嫌な気分の時はそれを正直に顔に出しますし、気分が乗っているときは、最高のモチベーションで仕事や勉強、遊びに集中します。

気分が良ければ、人一倍明るくはしゃぎますし、落ち込んだ時はとことん暗くなります。

「気持ちは落ち込んでいるけれど、周囲にそれをさとられないようにする」とか、「見栄を張って実態とは違う自分を見せる」ということがないのです。

自分の気持ちを隠したり、自分を作ったりすることがないのですから、人が良くて、大変わかりやすい性格ということができるでしょう。

気分屋であるということを把握してさえいれば、意外に付き合いやすい人です。

2.ストレス耐性が強い

もう1つプラス面の性格を紹介します。

それは、「ストレス耐性が強い」ということです。

気分屋をストレス耐性との関連性から見るのは、ちょっと意外な観点かもしれません。

気分屋というのは、気分が変わりやすく、自分の気分に応じて行動するタイプの人です。

1つの気分が長続きして、それにとらわれ続けるということがありません。

ということはつまり、何か嫌なことがあって意気消沈、気分が落ち込んだとしても、その落ち込みは短く浅く、すぐにまた気分が変わってしまうということです。

ですから、ストレスを感じることがあっても、それが長く自分の中にわだかまり続けるということがないのです。

気分が変わって、晴れ晴れすれば、自然にストレスは解消されてしまうのが、気分屋の大きな長所と言っていいでしょう。

3.自制心が弱く感情的

ここからは、気分屋の人のマイナスの性格特徴になります。

1つ目は、自制心が弱く感情的ということ。

気分屋は自分の気分に大変正直です。

気分や感情をコントロールすることができません。

ふつうの人は、ある程度、自分の感情に対してセルフコントロールをしながら生きているものですが、気分屋はそうしたコントロールが極めて苦手です。

つまり、理性的に自分のコントロールすることができない感情的な性格が、気分屋の特徴ということになるでしょう。

4.自己中心的

自分の気分を何よりも優先して、それに従って行動しますから、どうしても自己中心的になってしまいます。

わがままで自分のことしか考えない、というわけではありません。

必ずしもエゴイストではないのですが、気分をコントロールできないために、自分の感情を殺して相手本位の行動をするということが、なかなかできません。

そのため、結果として、相手からは自己中心的に見えてしまうというわけです。

「悪気のない自己中」という表現をしてもいいでしょう。

5.飽き性

感情が変わりやすく、気分次第で行動しますから、何事も長続きしないというところがあります。

例えばある時期、ある趣味に熱中していたかと思うと、ある時突然、あっさりやめてしまうのが気分屋の特徴で、一言でいうと「飽き性」ということになるでしょう。

ただ、気分が充実しているときの集中力は人よりありますから、熱中している時期にはかなり深く掘り下げることができます。

これは仕事や勉強においても同じで、「短期集中型の短距離ランナータイプ」と言っていいでしょう。

「気分屋」と呼ばれる人の性格について、プラスマイナスの両面からお話ししてきました。

もしあなたの近くに気分屋いるなら、「あの人は気分屋だから」と決めつけないで、もう一度その性格を評価しなおしてみてはいかがでしょうか。