他人に興味がない人の心理4個

最終更新日:2018年11月29日

私たちの生きる社会では他者との関わりが必要不可欠です。

そんな社会の中で「他人の話を聞かないで自分の話ばかりする子にうんざり」と感じてしまうこともあります。

今回はそんな「他人に興味がない人」の心理や的特徴についてご紹介します。

1.自己愛が強い

自己愛とは「自分を守りたい」といった自分に対する愛情のことです。

「チヤホヤされたい」といったナルシストもこれに当てはまります。

多かれ少なかれ全ての人が持っているものなので、自己愛があること自体は全く問題ありません。

しかし、これが顕著に見られる人は何らかの形で社会生活に支障を来たしてしまうことがあります。

自己愛が過度に強い場合が自己愛性人格障害と言われています。

原因は遺伝と偏った養育環境とされており、愛情が欠落して育つと自己評価が低くなったり、

逆に愛情を過剰に受けすぎても他者に依存しやすくなったりする問題があります。

他人に興味を持てない人の根本には、通常の人よりも強い自己愛があります。

他人よりも自分のへの興味の方が過度に大きいのです。

このタイプの多くは「私は」と話の流れを自分に向ける傾向にあり、他人の話を聞くよりもまずは自分の話を聞いてほしいと強く考えています。

2.コミュニケーションへの苦手意識がある

他人に興味がない人の多くは、他人とコミュニケーションをとることに対しての苦手意識を感じています。

コミュニケーションをとることが苦手だからこそ他人を避けてしまうことが多くなります。

他人との接点が少なくなる分、興味を持つこと自体も少なくなってしまいます。

コミュニケーション能力が低く、他人のも興味がないことを自覚している人の場合は、

そのような自分自身を露出することを恐れて、飲み会に参加することを極端に嫌がったり、

休憩時間も一人で過ごしたりと他者との関わりを拒否するようになります。

また、他の人との意見交換をする機会も少なくなってしまう分、自分自身の妄想や考察がどんどん膨れ上がり「頑固者」と言われてしまったり、

自分の見たものしか信じなかったりするタイプの人もいます。

根本から他者に興味がないわけではないので、明るく根気よく接することで心を開いてもらえるかもしれません。

3.何か別のことを考えている

難しい仕事を抱えていて忙しい時期や何か問題ごとを抱えている時など

「自分のことで精一杯」感じてしまった経験は誰にでもあるかと思います。

問題ごとで頭がいっぱいになり、他人のことを考えるような余裕もなくなってしまう状態です。

その問題を解決したくて、皆がワイワイしている中で自分自身の重たい話を始めて

「空気の読めない人」と言われてしまうことや、少しでも心の負担を軽くするために些細な悩み事をあれこれ吐き出して

「つまらないことで悩んでいる奴」などと思われてしまうことがあります。

また、以前は明るく社交的な性格だった人が急に他人への興味を失った場合は注意が必要です。

長期間にわたり、自分自身に精一杯で他を見る余裕がないような心身状態が続いてしまうと、うつ病や他の精神疾患の引き金となってしまうからです。

周囲の方の温かい配慮が必要です。

4.オタク気質

こだわりが強く、何か一つのことに夢中になるタイプの人もまた他人への興味が薄くなりがちです。

自分自身の好きなことで頭がいっぱいになり他への興味がなくなります。

いわゆるオタク気質な人がそうです。

例えば、ある女性アイドルグループの応援に熱中している人にとっては、職場内や友人間での会話の中で

他のアーティストやお笑い芸人の話などがあがっても、つまらないと感じてしまうことでしょう。

それが顔に出てしまったり他人との距離を置くきっかけとなったりしてしまうことがあります。

このタイプの人は何か新しい趣味となるものを見つける工夫をすると良いでしょう。

例えば、今まで野球にしか興味がなかった恋人をサッカー観戦に行ってみたら今度はサッカーの話題も分かるようになります。

そうやって趣味の幅を広げていくことで視野を広げ、他者への興味も強くなるでしょう。

おそらくこの記事を読んでくれている方の多くは、周囲にいる「他人への興味がない人」との関係に悩んでいる人であると思います。

他人に興味を抱けない状態の人は何らかの心理的な問題を抱えている傾向にある人が多いです。

「あの子もう嫌だな」と距離を置く前に、もう一度立ち止まって、何か問題を抱えていないかサポートしてあげてください。

また自分自身で「私って他人に興味がないのかな」と悩んでいる方も一度立ち止まって周囲を見渡すようにしてください。

何か小さな発見が得られるはずです。

今回の記事が、人間関係における問題を解決するきっかけとなれば幸いです。