気配り上手な人の見習いたい特徴4個

最終更新日:2016年4月9日

気配り上手と呼ばれる人がいます。

人に対して常に細やかな気配りのできる人のことで、誰からも好かれるタイプと言っていいでしょう。

ぜひ見習いたい「気配り上手な人」ですが、ここでは、どんな特徴を持っていると気配り上手と言えるのかご紹介します。

1.観察力がある

周囲の人に対して細やかな気配りをするためには、その人が今どういう状況にあって、何を望んでいるのかを、正確に把握できなければなりません。

そのために必要不可欠なのが「観察力」です。

場の雰囲気や全体の状況を観察すると同時に、相手の様子を正確に観察すること。

その、細かく正確な観察によって相手の気持ちを読みとることが、上手な気配りのための前提条件です。

「場と人を同時に的確に観察する」というのが、気配り上手な人の特徴の一つと言っていいでしょう。

気配り下手な人は、この観察力が欠けているために、しばしば間違った気の配り方をしてしまいます。

その結果、相手にとっては「かえって迷惑」ということも少なくありません。

気配り上手な人がそうした間違いを犯さない理由は、何といってもその正確な観察眼、

自分たちが今いる場と個々の人を同時に見ることができる複眼的な観察眼です。

2.相手の身になって感じ、考えることができる

気配り上手な人は、誰に対してもその人の身になることができます。

相手の立場に立って、「自分だったら、どうしてほしいと思うだろうか」と考えるわけです。

これは一種の想像力と言っていいでしょう。

相手に自分を置き換えて、現在の状況を見、相手の気持ちになって、ものごとを考えることができます。

そのため、「相手がしてほしいと思っていること」を的確に、その人にすることができます。

これが「人に喜ばれる気配り」です。

3.タイミングよく行動できる

いくら観察力に優れ、相手の身になって考えることができても、タイミングを逸してしまえば、上手な気配りとは言えません。

一つ例をあげてみましょう。

例えば、飲み会で、近くにいる人のグラスが空になりかけているとしましょう。

観察さえしていれば、それに気づくことは簡単です。

そして「自分だったら、お代わりがほしいを思うだろう」と、相手の身になって考えることも難しくないでしょう。

しかし、例えば、ほかの人との話の方に気を取られているうち、その人が自分で「お代わり」を注文してしまえば、気配りすることはできなくなります。

空きかけたグラスに気づいた瞬間、躊躇することなく「お代わり、注文しましょうか。同じものでよろしいですか」と

声をかけることができるのが、気配り上手な人です。

つまり、反射神経、運動神経に優れていて、タイミングよく行動できるのも、気配り上手な人の特徴ということになるでしょう。

4.気持ちに余裕がある

こうした観察や行動ができるためには、自分の気持ちに余裕がなければなりません。

自分のことでいっぱいいっぱいだったり、何かに気持ちが奪われてしまっている状態の人は、

ほかの人を観察したり、気持ちを配慮したり、まして相手の望む行動をすることなど、とてもできません。

先ほどの飲み会の例でいうと、酔って話が盛り上がり、その話に夢中になってしまっているような人には、人への気配りができるだけの気持ちの余裕がありません。

「夢中」というのは、そのことだけに気持ちが囚われてしまっている状態だからです。

気配り上手な人は、ですから、たとえ、人との話がどんなに盛り上がっていても、その話に夢中になってしまうことはありません。

話を楽しみながら、気持ちに余裕があって、別の人に対する目配りができているのです。

今回は気配り上手な人の代表的な特徴を紹介してきました。

こうした特徴が欠けていて、ただ人の世話を焼こうとする人も少なくありません。

そういう人は「気配り上手な人」ではなく、「おせっかいな人」ということになってしまうでしょう。

上記を参考に、おせっかいではない、人に喜ばれる気配りを心がけてみてはいかがでしょうか。