最近は健康に気を遣う人が多いですが、中でも体に良い菌類を日頃の食事から積極的に摂取して、
健康の増進を図ることを「菌活」と呼ぶ傾向があります。
そんな菌活している人の特徴とは、どのようなものがあるでしょうか。
1.便秘気味である
菌活をしている人には、腸の具合が悪い、とりわけ便秘気味の人が多いのが特徴です。
ビフィズス菌など菌類の中でも有名な、ヨーグルトなどに含まれているものには、
整腸作用があり、腸内環境を整える役割をします。
納豆、甘酒、糠漬など、発酵食品には腸を丈夫にするなど良い効果が期待できるものが多く、
それらを積極的に摂ることで薬などの頼らずお通じを良くしたいと思っている人が多いのです。
とりわけ女性は便秘になりがちですので、便秘気味の人は意識しなくても実は菌活をしていた、という人も多いでしょう。
2.美容に気を使っている
女性は吹き出物を防止したりデトックスをして肌をキレイにしたいという願望を持っている人が多いですが、
そのような人も菌活をしていることが多いです。
前述便秘を防止することで、体外に不要な物をスムースに排出することで、美容への効果が期待できるからです。
美容への気遣いは、単に高価な化粧品を使うと言ったような、顔や体に塗る行為のみならず、
内側からも働きかけることによって効果がより大きなものになります。
なお、食べるのみならずヨーグルトをパックに使ったり、
糠漬を作る際の糠床をかき混ぜることで手がキレイになるなど、食事以外でも菌の美容効果が期待できます。
3.免疫を上げ病気から身を守る意識が高い
最近は、インフルエンザをはじめ、一気に蔓延してしまう伝染病が色々あります。
予防接種などが有効なものもありますが、すべての病気にワクチンがあるわけではないため、
自分の免疫力を高める必要があります。
流行りの伝染病から身を守りたいと思っている人は、腸内環境を良くすることで免疫力がアップするため、
ヨーグルトなどの乳製品を積極的に摂っている人が多いのが特徴です。
免疫向上については年齢や性別を問わず気を付けている人も多いため、
最近は乳製品のメーカーも、免疫力アップに特化したヨーグルトドリンクなどを販売しているほどです。
こういった商品が菌活をしている人に非常に人気があります。
伝染病以外にも、ガンなどの重大疾患などの防止にも、キノコ類などが注目を集めており、
病気を防止するために発酵食品やキノコなどの菌類を摂取することは、すべての人が日頃意識すべきことかもしれません。
それを考えると、最近は非常に多くの人が菌活をしていると言えるでしょう。
4.手作りヨーグルトや手製の糠漬など食にこだわる
市販の漬物や乳製品を摂るだけではなく、菌活をしている人はヨーグルトメーカーなどで、
自家製ヨーグルトを作ったり、糠床を使って糠漬けを作るなど、自分で発酵食品を作っているのも特徴です。
最近では、メーカーからも自分でヨーグルトを作ることができるセットなども発売されているので、
誰でも簡単に自宅でヨーグルトを作ることができます。
少ない量だと市販品の方が金額的にお得な場合もあります。
が、家族みんなで菌活をしているなど、一日のヨーグルトの消費量が多い場合は、手作りの方が得なこともあります。
ヨーグルトや糠漬け以外でも、納豆なども手作りの仕方がレシピ投稿サイトなどで紹介されているほどのブームとなっています。
菌活をしている人は、発酵食品やキノコ類を摂ることで、
免疫の向上や体の中に悪いものを残さないという意識が強く、健康志向であることが特徴です。
また、特に菌活をしていると意識していない人であっても、
毎朝納豆やお味噌汁を摂ることで、実は菌活していたという人も沢山おり、
日本人の本来の食生活そのものが菌活と言っても良いでしょう。