つい頼りたくなる「自立している」と感じる人、あなたの周囲にもいませんか。
今回は自立している人の特徴をご紹介します。
1.愛想は良いが、深入りはしない
挨拶は必ずする、きちんと顔を見て話しをする、話しかけると笑顔で答えてくれるなど、
とりあえずの人当たりが良い人は話しかけると気持ちが良いので、つい頼ってしまいがちです。
話をちゃんと聞いてくれる上、そういった人は口が堅い印象があるので、
ついつい言うつもりではなかった愚痴までこぼしてしまうという人も多いでしょう。
ただ、こういったタイプの人はあまり他人に興味を持ちすぎない人が多いので、
その場では共感してアドバイスもくれるものの、
特定のコミュニティに所属して四六時中誰かと一緒に行動するということはありません。
そういうタイプだからこそ中立の立場で話を聞いてくれ、こちらの気持ちを分かってくれた上で、
偏らない意見を言ってくれると感じるので、相談される機会が多くなります。
2.一人を好むが、人嫌いではない
自立と孤独の大きな違いは、自分が一人でいることを寂しいと思うかどうかです。
自立していると周囲が感じる人は、そういった寂しさを感じさせません。
なぜなら、周囲に溶け込もうと思えばすぐにそう出来るからです。
一人でいるというよりは、その場その場で他人と適正な距離を保っているという表現の方が、近いでしょう。
馴れ合いを好まず基本的に一人でいることを好みますが、
必要があれば人とコミュニケーションをとり、その場を楽しみ、また人を楽しませることができます。
ですが、例えば「特定の人物の悪口を言う」「他のコミュニティとの対立する」など複雑な人間関係には深入りせず、
話は聞くものの発言はしなかったり、そういう場からすっと身を引いたりします。
自分から主導権を握って誰かと敵対するということはまずありません。
もし何か争う必要があったとしても、誰かまたはどこかの味方をするということではなく、
自分の信念に従って主張するので、
人の意見や所属しているコミュニティの意見などによって左右されるということはありません。
3.自分の世界を持っている
その人が自立していると感じさせる大きな要因は、その人の多面性を感じることです。
多趣味な人は、その趣味の数だけ人付き合いがあると言っても過言ではないでしょう。
あまり人と付き合いのない趣味でも、どこかで外の世界とつながっていたり、
その趣味についての知識をたくさん持っていたりします。
一つのコミュニティからあぶれてしまっても、外に世界があればどうということはありません。
結果として、その態度が外から見える余裕につながります。
一方、あまり趣味もなく人付き合いもごく限られた範囲だけとなると、
一つのコミュニティでもし失敗してしまったら…と、とても不安も大きくなります。
そうすると、そのコミュニティや所属する人に対しての依存も大きくなり、重い人間関係を好むようになります。
嫌なことがあっても、文句を言いながらもそこに居続ける、
そんな悪循環を生んでいるコミュニティ、あなたの周囲にもありませんか。
所属しているコミュニティ以外に複数のコミュニティを持っていることで、依存度は下がります。
自分がしたいこと、通したいことはきちんと通した上で、適正な距離での人間関係を保つことができます。
そういった行動が余裕につながり、周囲から「自立している」と見られるのです。
自立の対義語は依存です。
人間にもコミュニティにも依存してしまうと、
自分の考えや判断がいつの間にか他人のそれに染まっている…ということがあります。
人の悪口を言い合うのは楽しいかもしれませんが、
その場に身を置いていることで「自立している」とは思われていない可能性が高いです。
あなたは、周囲の人に自立していると思われているでしょうか。
それとも…。
今一度、自分の立ち位置を見直してみても良いかもしれません。