人の痛みを分かっている人と分かっていない人では、言動に大きな差が出てきます。
人の痛みが分かっている人は、どのような言動になることが多いのか、その特徴をご紹介します。
1.嫌なことを引き受けることが多い
人の痛みを分かれる人は、皆や嫌がるようなことを率先して引き受ける傾向にあります。
これは「これを頼んだら嫌な気持ちになるだろう」「きっと嫌がるだろう」と相手の立場になって考えることが出来るからです。
自分が感じることは、他の人であっても感じること。
それを客観的に見て判断することが出来る人は、頼むよりも自分で引き受けることの方が多くなります。
人の気持ちを理解することが得意であり、また立場になって考えることが出来る人に多いです。
2.多くの痛みを経験した来た人
多くの痛みを人よりも経験していることにより、当然多種多様な痛みを把握しているもの。
その時に味わった痛み、思いを理解しているからこそ、人の痛みを分かるようになります。
人間関係で上手くいかなかった人、仕事で失敗ばかりした人、いじめを受けたことがある人。
こうした人は、様々な困難に立ち向かい生きてきた人であり、その時に感じた思いや痛みを忘れることがありません。
これら多くの痛みを経験したことで、人の痛みも分かるようになり、まるで自分のことのように思うでしょう。
そのため親身になって相談に乗ってくれたり、何も言わずにそばに居てくれたりと、優しさが表に出ることもあります。
3.口よりも体を動かす人
人は口ではなんとでも言えるもので、それを実際に行動に移すとなると抵抗をする人もいます。
一見大人しそうに見えたり、何も意見しない人に見えるのに、
行動力があるという人は、意外と人の痛みを分かる人であることも。
誤解されがちですが、実際に行動に移した時に人から感謝されることが多く、
口よりも体を動かした方が説得力を感じるものです。
人から信用される為にもこの行動力は大切で、
例えば誰かが困っている時にただアドバイスするのではなく、行動でサポートする方がより力になります。
その人が今かけて欲しい言葉、その人が今求めていることが何か分からないからこそ、
自分が出来る限りの行動で示し、痛みを和らげようとしてくれます。
犬や猫のような動物的感覚に近いものがあり、口で言わなくてもそばにいることや行動で示す方が、
その人の力になることを知っているのです。
4.感受性が強い
人一倍泣いたり笑ったり、時に怒ったりと感受性が豊かな人に、人の痛みが分かる人が多いです。
感受性が強いということは、人よりも多くの感情を抱くことがあり、その都度感じているものがあります。
悲しい映画を観て人目を気にせず泣いたり、周りに大勢の人が居ても恥ずかしがることなく人助けすることが出来たりと、
感受性が強いからこそ感じるものが多いのです。
もちろん、痛みという点でも同様で、その人の状況や環境を自分に置き換えて考えたり、
気持ちが入り込むことによって、同じ痛みを感じます。
「私だったらこう感じる」と置き換えることが出来る為、人の痛みを感じることが出来るのでしょう。
涙もろい人、大声で笑う人、場所を関係なく喜怒哀楽を表現できる人は、
もしかしたら人の痛みを感じることが出来る豊かな感受性の持ち主かもしれません。
人の痛みが分かる人は、基本優しく心が広く、気遣いや気配りが見受けられます。
そこには自分が感じるであろう気持ちを先に思い描き、痛みを感じることが出来ることから出る行動です。
人として成長する為にも、そして人から信頼される為にも、人の痛みが分かる人でありたいものです。