人間誰しも、人からできるだけ良く思われたいと考えるものです。
そのためには第一印象が肝心ですが、実際には第一印象が良くない人も少なくありません。
ここでは、第一印象の良い人に注目し、どんな特徴、共通点があるのかご紹介します。
1.自然な笑顔
初対面の相手に良い感じを与えるには、なんといっても表情が大切です。
容姿がいくら良くても、表情が暗かったり厳しかったり硬かったりすれば、相手に良い印象を与えることはできません。
ですから、第一印象が良い人の第一の特徴は「笑顔」ということになります。
ただし、わざとらしい印象を与えるような造り笑顔はNG。
作為が相手に伝わってしまうような、不自然な満面の笑みは逆効果になってしまい、
相手に悪い印象を与えることが少なくありません。
ごく自然な穏やかな微笑が、相手に好印象を与えるベストの表情ということになるでしょう。
穏やかな表情をしていると、相手に柔らかな印象を与え、「良い人そう」と思わせることができるわけです。
2.相手の目を見て話す
次に大事なのが、目の表情です。
人見知りの人や恥ずかしがり屋の人、あるいはコミュニケーションに苦手意識を持っている人にありがちなのが、
「相手の目を見て話さない」ということです。
視線を合わせないで話をしたり、目がきょろきょろ動いて視線が定まらないような人は、
相手に好印象を与えることはできません。
「話すときは相手の目を見る」というのが基本ですが、とはいっても、
ずっと目を見つめ続けるというのも不自然になってしまうでしょう。
あまりずっと見つめられたままだと、相手はその視線に疲れてしまいます。
目力が強い場合は、相手に威圧感を与えてしまうこともあるでしょう。
そういうことにならないよう、基本的には相手の目を見て話しながら、
時には少しそらして相手を疲れさせないこと、これが第一印象の良い人の特徴ということになります。
3.聞き取りやすい声と話し方を心がける
初対面の人と言葉を交わした時、例えば、相手の声が小さすぎて何を言っているのかわからなかったら、
その人に対する第一印象はよくないものになってしまうでしょう。
あるいは、あまりに早口なために話の内容が聞き取りにくかったり、場違いな大声で話されても、
その人には良い印象を持てないに違いありません。
つまり、第一印象が良い人には、「相手が聞き取りやすい声と話し方を心がけている」という特徴があります。
相手のことを思いやって話すことができるのが、第一印象の良い人の話し方ということになるでしょう。
4.姿勢が良い
案外見過ごされがちですが、第一印象が良い人には「姿勢が良い」という特徴もあります。
逆のケースを考えてみましょう。
例えば、イスやソファに座って対面した時、相手が、背もたれにもたれただらしない姿勢だったり、
いきなり足を組んだりしたら、良い印象はもてないはずです。
立っている時でも、猫背でうつむき加減な姿勢だと、暗い印象になりますから、やはり第一印象は良くなりません。
座っている時も立っている時も、背筋を伸ばしたきちんとした姿勢でいることが、
第一印象の良い人の、見過ごされがちな特徴です。
5.身だしなみが良い
第一印象が良い人には、もう一つ、「身だしなみの良さ」という特徴もあります。
いくら笑顔がすてきでも、目やにがついていたり、鼻毛が出たり、服や靴が汚れていたり、
服装が乱れていたりすれば、良い印象にはなりません。
細かいところまで気を配り、身だしなみを整えていること、そのことによって人に清潔感を与えることができること、
これが第一印象が良い人の特徴ということになります。
第一印象が良い人にはどんな特徴があるのか、主なポイントを5点紹介しました。
この5つはつまり、「第一印象を良くするための条件」でもあります。
だれしも、これらのポイントに注意して、それを実践することができれば、第一印象を良くすることができるというわけです。