発想力が凄い人には、時に笑わせられ、時に助けられることが多いです。
またある時にはそれが欠点になり得る場合もあります。
ここではそのような人の特徴に目を向け、私たち自身に当てはまるかどうか、
またどう接していくべきかを考えてみましょう。
1.頭がいい
人にできない発想が出来ることは、独創的で天才的であると言えます。
発想力と聞くと次に「天才」という言葉が連想できるほどにその結び付きは強いです。
頭がいいと一重に言っても様々な種類があります。
学校の勉強ができる人という括りの中で考えるだけでも、暗記が得意、
ロジックが得意など分野によって要求されるものが違い、当然頭の良さは学校の勉強に限りません。
しかし、発想力という点では実はどの分野でも少なからず重要なもので、天才であることの必要条件と言っても良いでしょう。
数学では新しい理論の研究や証明方法など、
語学なら咄嗟に語彙を組み合わせてコミュニケーションをとるアドリブ力など、専門的な話になる程必須の能力になります。
有名な偉人も、独特の発想があってこそ歴史に名を連ねることができたのでしょう。
あなたの近くの発想力がある人にも、そのような将来が待っているかもしれません。
2.独創性がある
新しいものを創り出すという力は、発想力なしでは不可能と言えるでしょう。
現代社会に生きる人々の大半は、与えられたものを消費したり、右から左に渡したりすることがほとんどです。
例えば漫画を読む人は多くても、描きたいと考える人は比較的少数でしょう。
なぜならそれはものづくりが難しいものであるからです。
これは人気作品に限らず全ての創作物に言えることであり、生半可な気持ちでは完成させることすらできません。
そこに必要なのは独創性と熱意であり、それこそが作品の品質に直結します。
あなたの周りに何かを創っている人がいるならば、その姿勢に敬意を持つことが大事です。
3.ユーモアがある
人を笑わせることは当然簡単ではありません。
芸人という職業が存在する以上、そこにセンスと技術が必要なことは明白です。
笑いにもまた多くの種類がありますが、その多くが発想力に関係すると言えます。
例えばあなたは展開が完全に読める笑い話を面白いと感じるでしょうか。
勿論、「天丼」というお笑い用語が存在するように、繰り返すことで生み出される笑いもあります。
しかしそれは、繰り返すこと自体が読めない展開であるのが重要なことです。
同じ話を何度もされて面白いと感じる人はそういないでしょう。
なので常に新鮮味のある面白さが要求されるのですが、ここで発想力がある人はそのような面白さがスルスルと提供できます。
狙わず笑いを取るような人でも、無意識にそのようなことを考えているハイセンスな頭脳を持っているのでしょう。
4.馴染めない
発想力は時としてコミュニケーションの邪魔になることもあります。
今の社会は右に倣うことが要求されており、独自の発想というのは残念ながら尊重されないことも珍しくありません。
マニュアルを大切にしなければ、統率を取れないからです。
その中で発想力が強い人の中では、我慢できずマニュアル以上の効率のよい動きを選択してしまうことがあります。
例えばデータまとめ作業を自身でソフトウェアを作成し簡単にするという行為は、
優しい会社ならよくやったと歓迎される行為ですが、中には勝手に仕様を変えたという理由で排斥する会社もあると思います。
いい発想というものは様々な改善をすることができますが、
従来の事を大事にする会社の場合は周りに合わせることも視野に入れる必要があるでしょう。
また周囲にそのような傾向を持つ人がいる場合、理解を示すことも大事です。
いかがでしたか。
発想力とは基本的にあって困るものではありません。
4.のような場合も、周りに合わせ自分を制御できれば問題はないのです。
新しい発想をすることは大変なことですが、時にはあなた自身も創作などに挑み、発想力を試してみると良いでしょう。
またそうすることで、あなたの周りの発想力が凄い人への理解も深まるかもしれません。