信頼している人に裏切られてひどい目にあうことを、
ことわざで「煮え湯を飲まされる」と言いますが、
そのように、人に裏切られやすい人にはそれなりの理由があります。
そこで今回は、「煮え湯を飲まされる思いをする人の特徴」についてご紹介します。
1.人から舐められやすい
人というのは人付き合いをするなかで、相手がどのようなタイプの人なのかを探りながら接する傾向にあり、
相手が強そうな人であれば極力逆らわず波風たてないように接し、
気弱そうだったりお人よしに見える人に対しては、少し強気になりやすいといえますよね。
そのため、ズルい人は「この人になら、なにをやっても怒らないだろう」などと悪巧みをすることも珍しくありません。
そのようなズルい人間によって、セールスで物を売りつけられるとか、
お金を貸して欲しいとせがまれるなど、人のよさに付け込まれることがあります。
セールスでは、いきなり家に訪ねてきた初対面のセールスマンに騙されてしまう場合もあれば、
昔の同級生から久々に電話がかかってきたと思ったら、物の押し売りだったというケースもあります。
物を購入するまでは、すごく親切だったり、昔そんなに親しくなかった同級生が、
妙に親しげに友達のように接してくるといった状態だったのに、
いざ物を買った途端にピタリと音沙汰がなくなるなど、手のひらを返したかのように態度を豹変させるのです。
それでも、購入した物が、品質の良い物で満足のいくものであれば良いのかもしれませんが、
実際は、聞いていた話と異なる場合が多く、後になってセールストークにうまく騙されたことに気が付くとともに、
相手の裏切り行為に落胆します。
また、お金に関しても、身近な人から「必ず返すからお金貸して欲しい」とか、
「絶対に迷惑かけないから保証人になってほしい」などと頼まれ、その言葉を信じ、つい応じてしまいます。
しかし、貸したお金はなかなか戻っては来ず、それどころかさらにお金を要求されたり、
保証人になった相手が逃げて、自分が莫大な借金を背負うことになるなど、取り返しのつかない事態にもなりうるのです。
2.何事にも一直線である
自分がこうと決めれば、周りが何を言っても聞く耳持たずで、
一直線に進んでしまう人も煮え湯を飲まされるタイプといって良いでしょう。
このようなタイプは、思い立ったらすぐにでも行動しなければ気が済まないことが多く、
細かいことを気にせずに実行に移してしまうため、あとになって信じていた人から裏切られることも少なくありません。
普通であれば、いくら興味がる話でも、順序を隔てて失敗することのないように、
あらかじめ調べものをしたり詳しい情報を知ろうとするものですが、
一直線なタイプは「細かいことは後」といったように、とにかく行動に移さなければ気が済まないのでしょう。
いくら周りが、「その話に裏があるかもしれないよ」と忠告しても、
まったく聞き入れようとせず、裏切られた後で「そんなはずじゃなかった…」と後悔することも少なくないのです。
3.恋愛にのめり込みやすい
恋は盲目というように、好きになってしまえば相手の欠点が見えなくなり、
どんなことでも許してしまう人も裏切られやすいタイプでしょう。
このようなタイプは、交際相手に対し必要以上に尽くしたり、
ワガママも引き受けるなど、異常なくらい相手にのめり込む傾向があります。
「好きな人に捨てられたら嫌だ」とか「私がいなければ、この人はダメになる」などといった気持ちから、
相手をどんどん付け上がらせてしまいがちです。
そのため、普通に考えれば嘘をつかれているとわかるようなことでも、
「私は彼を信じる」とか「彼が嘘をつくはずがない」などと信じ込み、
最終的には交際相手が他の人の元へ行ってしまうといった裏切り行為を受けるパターンも少なくありません。
このように、煮え湯を飲まされる人というのは、やはり騙されやすく裏切り行為を受けやすい要素をもっています。
一度でも裏切られた経験をしてしまうと、それから人を信用できなくなり人間関係をうまく築けなくなることもあります。
一番悪いのは、裏切る相手ではありますが、そのような相手に都合よく利用されないためにも、
しっかり人を見極め騙されることのないよう用心することが大切なのではないでしょうか。