顔を伏せる仕草をよくする人の心理とは

最終更新日:2017年7月28日

人の何気ない仕草にはさまざまな意味合いが込められているものですが、

その仕草によっては「どうしてあのような仕草をされたのだろう…」と

後々まで気になってしまうこともあるのではないでしょうか。

その中でも今回は、顔を伏せる人にはどのような特徴があるのかをご紹介します。

1.恥ずかしがり屋である

「人と話をするときは、しっかり相手の顔や目を見て話しなさい」と言われるものですが、

恥ずかしがり屋な人は、相手のことをきちんと見ることができず、つい顔を下に伏せてしまいがちです。

とにかく相手が誰であろうと、恥ずかしくて顔を伏せてしまう人もいますが、

好意を持っている相手だからこそ照れてしまって思うように相手の顔を見れず、

赤面しながら顔を伏せてしまう人もいるでしょう。

「この人は恥ずかしがり屋だから」と周りの人たちに認識してもらえている場合は問題ないかもしれませんが、

何も知らない人は「避けられているんだ」とか

「私の事嫌いなんだね」などと誤解してしまうことも少なくありません。

2.自信がない

顔を伏せる人の中には、自分の顔やスタイルにコンプレックスがあったり、

うまく人とコミュニケーションがとれないといった性格にコンプレックスがある人もいるでしょう。

例えば自分の顔に自信が持てなくて「自分はブスだから…」とか「私の顔を見て笑われたらイヤだ」などと、

人に自分の顔を見られることを極端に嫌ったり恐れる人がいます。

このようなタイプは、単に自分で自分が醜いと思い込んでいる場合と、

実際に誰かに容姿の事で傷つくことを言われた経験がある場合とに分かれるのですが、

いずれにしても、相手に自分の顔を見られていることが耐えられないのです。

また、「相手と何を話したらいいかわからない」とか

「気の利いた言葉を返すことができない」といったコミュニケーションを取ることが苦手な人も、

つい顔を伏せてしまうことが多くなります。

3.その場をやり過ごしたいと思っている

顔を伏せることで、面倒なことを何ごともなかったかのようにやり過ごそうとしている人もいるでしょう。

例えば、授業中や会議の時など、先生や上司に指名されたり嫌な仕事を押しつけられたくないために、

あえて目が合わないように顔を伏せる人も少なくありません。

また、「嫌いではないのだけれど、話しかけるほど親しくない」とか

「いちいち顔見知りだからといって挨拶するのも煩わしい」などと考える人も顔を伏せていることが多いでしょう。

わかりやすいのが、学校や職場の廊下を歩くとき、

顔を上げていればすれ違う人と目があったり相手によっては会話や挨拶をしなければならない場合もあるため、

それを避けるために顔を伏せて気付かないフリでその場をやり過ごすことでしょう。

また、出かけ先で知っている人を見かけた場合も、

自分から声を掛けたくないために、顔を伏せて知らないフリをします。

4.拒絶している

「周りと一切関りを持ちたくない」とか「あの人の顔も見たくない」といったように、

拒絶する気持ちの表れから顔を伏せ、一切相手と関わらないようにする人もいるでしょう。

上に挙げたような、人との関わりを避けたいという場合とはまた違って、

このようなタイプは「あなたのことが嫌いなのよ」と相手にハッキリわかるように徹底して態度に出すのです。

この場合、たとえ相手が目の前にいようとも顔を上げることなく終始顔を伏せ、

そのような態度を徹底して崩さないため、相手も「嫌われているんだな」と感じることでしょう。

このように顔を伏せるといっても、その人の性格や相手との関係によってまったく意味が違ってくるようです。

しかし、普段の相手の性格やお互いの関係を把握していれば、

相手がどのような気持ちで顔を伏せているのかはだいたい予想できるのではないでしょうか。

照れ屋や自信の無さから顔を伏せている人には、周りが積極的に声を掛けてみるのもいいでしょうし、

拒絶オーラを出している人に対しては、距離を置いてみることも必要ではないでしょうか。