恩を仇で返す人の特徴4個

最終更新日:2017年4月13日

恩を受けた人に対して、感謝するどころか害を加えるような仕打ちをすることを「恩を仇で返す」と言いますが、

普通は恩を受けた相手にこそ感謝し恩返しをするべきなのに、

逆に害を加えるというのは理解しがたいものですよね。

そこで今回は、そのような恩を仇で返す人にはいったいどのような特徴があるのかご紹介します。

1.自分さえ良ければいいと思っている

自分が困ったときは周りに助けを求めるのに、他の人が困っているときには知らないフリをしたり、

親身に話を聞くことなく軽くあしらうなど、

自分の事しか考えられないようなタイプは恩を仇で返す特徴があるといって良いでしょう。

普通であれば、「あのとき助けてもらったな」という記憶があるならば、

自ずとその相手が困っていたら「今度は自分が助ける番だ」というように、

恩返しをしたくなるものですが、このようなタイプは残念なことにそういった気持ちが湧いてこないのです。

あまりに当然のように自分の事しか考えていないため、

「もしかしたら助けてもらったことを忘れてるのではないか」と思われがちですが、

決してそのようなことはなく、助けてもらった記憶はしっかり残っているのにかかわらず、

恩を返そうとしないのです。

2.ひねくれている

本当は自分が親切にしてもらった相手に対してお礼を言ったり同じように相手を助けるなど、

恩返しをすることが常識的な考えであることを知っていながら、

なぜか素直に感謝することが出来ず、逆につれない態度をとってしまう人がいます。

このようなタイプは、人にお礼を言ったり感謝の態度を示すといった行動をすることを恥ずかしいと思っていたり、

プライドが邪魔をして素直になれないのです。

しかし、それだけならまだ良いのですが、素直になれないひねくれた心のせいで、

何故か親切にしてくれた相手に対し悪い念を抱き、感謝するどころか恨んだりします。

3.迷惑だと思っている

人に親切にされたことに対し、どんな人も感謝の気持ちを持つことが出来れば良いのですが、

残念ながらそのような親切な行為を迷惑だと思う人がいるのです。

例えば、電車やバスなどでお年寄りに席を譲ったところ「年寄り扱いするんじゃない」と

怒られてしまったというエピソードをよく耳にしますが、席を譲った側はせっかく親切心からそのような行動に出たのに、

譲られた側にとっては迷惑でしかないというのは悲しいことですよね。

また、身近な人が落ち込んでいたりトラブルに巻き込まれたときなど、

その人の力になりたいと思い励ましの声を掛けたところ「もう、放っておいて」とか「この偽善者」といったように、

親切心を悪いほうに解釈され、かえって相手から嫌われてしまう場合もあります。

このようなタイプは、せっかくの周りの親切心に感謝するどころか「誰も頼んでないのに、

そっちが勝手にやったんでしょ」というような捨て台詞を吐き、相手を憎んだりします。

4.当然だと思っている

人から助けてもらったり親切にされることを当たり前のように思っている人も、

感謝することなく常に上からの態度で接してくるでしょう。

このようなタイプは、俗にいう「お偉いさん」と呼ばれるような、社会的地位が高い立場の人だったり、

いつも周りからチヤホヤされて天狗になっている人など、

「周りが自分に親切にして当然」という傲慢な気持ちであるため、

当然相手に感謝することなどなく、さらにワガママな要求を出したりします。

また、「親の心子知らず」という言葉があるように、親がどんなに子供のことを思って育てても、

子供は親の恩など関係なく反抗的な態度をとることも少なくありませんよね。

このケースも、子供はそういった親の思いを当然だと感じているため、感謝の心はなかなか生まれづらいのでしょう。

人間は誰もがみんな一人では生きていけず、たとえ「誰の世話にもならない」

「自分以外はみんな関係ない」と思っていても、必ず誰かしらの力が必要なものですよね。

それなのに、親切にしてくれた相手に感謝もせず、逆に害を加えるようなことは決してあってはならないことです。

これがもし、「困っているときに誰も救いの手を伸べなかったらどうなるか」

「あのとき助けてもらえなければどうなっていたか」を考え、

しっかり相手に感謝する心を持つことが大切なのではないでしょうか。