地に足がつかない人の特徴6個

最終更新日:2017年3月11日

地に足がつかない、という言葉の意味は「考え方や行動が浮ついてしっかりしていない」というのが本当の意味です。

あなたの周りにもそういう人がいるのではないでしょうか。

今回はそんな地に足がつかない人の特徴をご紹介します。

1.定職に就いていない、または生きがいがない

「自分はこれがやりたいんだ」という気持ちや、

「就職してしっかりとお金を稼ごう」といった意思がとても弱いのがまず特徴と言えます。

なんとなく生きて、なんとなく死んでいくという、曖昧で目的意識が低く、日々をだらだらと過ごしてしまっている状態です。

ポジティブな言い方をすれば、「楽観的」で人生どうにでもなる、と思って過ごせるのは強みでもありますが、

逆に言えば、「いざ」という時にどうにもならない状況に陥りやすいのです。

自分のやりたいことをしっかりとやる覚悟や意思がないということで、

なかなか就職試験や面接でもうまくいかず、かといってすべてを投げ売って自分のやりたいことを貫き通すこともできません。

2.よく転職をする

仮にうまく就職できたとしても、最初はやる気に満ちて頑張っている仕事でも、慣れてきたり、

何か問題が発生した時に「本当にここが私の居場所でいいのか」という考えが浮かんできます。

人間関係がうまくいかない、仕事の量が自分に合わない等、社会の中にいると様々な問題が浮上してきますが、

そういった問題に立ち向かうのではなく、逃げる方向で考えを巡らせていきます。

そうなると、まず簡単にできそうなこととして「場所を変えれば」と思い始めて、

たった数か月や1年そこらで、何も得ることがないまま転職をしてしまいます。

自分の意思や考えがあいまいだからこそ、ひとつのことをやり遂げる気持ちも薄く、

それでも自分には能力がある、この能力を生かせない会社が悪いと人のせいにしたくなるのが2つ目の特徴です。

3.自分で考えるのではなく人の評価を重要視する

自分の意思や考えといった軸の部分がないため、

何かを評価するときの軸はどうしても他の人の意見や気持ちを物差しにするしかなくなります。

そのため、例えば「あのレストラン、おいしいって」という評判のお店に行けば、

全然おいしくなくても「おいしい」と言ってしまったり、流行りのものやブランドのものに絶対的な価値があると思って、

好きでもないものを持ったりします。

そして、好きでもないものを持つことに対して、

そこまで抵抗感がなく自然と「私はこれが好き」という考えに矯正できる人である、というのが3つ目の特徴になります。

「好き=価値がある」という考え方ではないので、本当に価値のあるものの見極めが実はできません。

他人の意見を聞いてからでないと、自分の意見が言えなかったり、何も思ってないのに簡単に人の意見に便乗し、

さも自分で考えたような顔をする人がこれに当たります。

4.他人とよく比較をする

小さい頃「うちはうち。

よそはよそ」というオカンの法則がありましたが、これと全く相反する考え方で、

「〇〇ちゃん家はいっぱいゲーム買ってもらえてるのになんで家は…」と対してやりもしないゲームに固執して、

他人と自分を比較することが多いです。

上記の例は子供っぽ過ぎるところがありますが、大人になってもそれをやっているのです。

また、友達や恋人のステータスを重視し、そこに付随する私は価値がある、と思いたがります。

友達選びも、自分をよく見せたくて、競争しなきゃいけない時は自分よりも顔が悪いとか、

料理ができない、あまりキレイではないといった人を選んだり、

逆にこの人と友達なら価値のある人だと思われるために芸能人やモデルと友達になって自分の価値を高めようとしたりします。

恋人もステータスで選ぶので、本人の内面や性格、一緒にいてどうか、ということではなく、

年収がどうだとか、顔がイケメンだといったようなことで選ぶためなかなかうまくいかないのです。

5.感情的に行動する

他人と自分を比較することで自信を保っているため、地に足が地ついていないことを悟られたくない、

または自分で認めたくない気持ちが強くなります。

ですので、何か深く突っ込まれたり、自分の軸がないことがばれそうになると、

すぐに怒ったりイライラしたりして、その場から逃げようとします。

はたから見ると「なんでそこで?」という場面で、自分の考えがきっちり固まっていれば理論的に説明できるようなことだとしても、

自分の考えそのものが薄く中途半端のため、外に説明する自信がないのです。

それをごまかすために、感情的にふるまって「これ以上入ってこないで」というサインを出すことが多くなるのが5つ目の特徴です。

6.一つを選択することができない

人生は取捨選択だ、という言葉もある通り、毎日が選択でできているのが人間社会です。

何かを選べば何かを捨てなければなりません。

しかし、地に足がついていない人というのは根本的に「自分自身に価値がある」のではなく、

自分に付随する何かで価値ができていると思いがちです。

そのため、価値のあるものと言われている物をどんどんかき集めないと、自分を保っていられません。

そして、どんどんかき集めたものは「価値のあるもの」だという思い込みがあるので、絶対に手放したくないのです。

「全部欲しい」気持ちでいっぱいすぎて、すべてを失っても大切な何かをひとつ選ぶ、ということができません。

こういう人は、なかなか成功することはできませんね。

足が地につかない人というのは、つまりは「自分自身そのものに価値を見いだせない」人ともいえます。

軸をしっかりと持っていれば、他人に流されて選ばされた答えに振り回されることもないですが、

そういったことを自分で引き寄せてしまっていることになかなか気づくことができないのも現状です。

できれば、しっかりと足を地につけて歩んでいきたいものですね。