ひと昔前までは、結婚した夫婦が一緒に暮らすことは当然のことでしたが、
最近では週末だけ一緒に過ごす「週末婚」という形をとっている夫婦も珍しくありません。
そこで今回は、そのような週末婚をしている夫婦にはどのような特徴があるのかご紹介します。
1.お互い自立している
週末婚をしている夫婦は、お互いに仕事を持ち自立した状態にある傾向が高いでしょう。
週末婚という形をとるキッカケになったのも、お互いの仕事が忙しく時間が合わなかったり、
出張や転勤で職場が遠いなど、仕事優先に考えたうえでの結婚である夫婦も少なくありません。
今の時代は結婚しても女性も退職することなくそのまま仕事を続ける人も多く、
家庭に入って主婦をするという女性も少なくなってきていますよね。
女性も男性並みにバリバリ働く人が当たり前になっているため、
「結婚したからと言って女性が夕飯を作って夫の帰りを待つなんて考えは古い」と思う人も少なくありません。
まして、「仕事をしながら家事をするのは女性ばかりに負担がかかる」と考える人も多く、
「それならお互い仕事が休みの週末だけ一緒に過ごすのが良い」と週末婚を選択するのでしょう。
2.実家の居心地がいい
入籍はしたものの、配偶者と暮らすよりも実家の居心地がよく、
独身時代と変わりなくズルズルと実家で過ごしている人も週末婚になりやすいでしょう。
実家暮らしをしていた人の中には、洗濯・掃除・料理といった身の回りのことや、
家事を全部母親にしてもらってきたために、結婚後も「夫の身の回りの世話なんかしたくない」とか
「料理ができない」といった女性もいます。
また、男性側も、実家が大好きで「妻の料理よりお袋が作ったもののほうがうまい」などと、
つい実家でばかり食事を摂る人もいるのです。
それから、出産を機に里帰りした延長線上だったり、子育てを親に協力してもらいたいなど、
つい実家に居ついてしまうケースも少なくません。
中には「実家にいることで生活費が浮いて助かる」と、
便利が良いように実家を利用している人もいるのです。
3.束縛を嫌う
「結婚はしても、毎日一緒にいるのは窮屈だ」と
パートナーとずっと一緒にいることを嫌う人も週末婚を選択するでしょう。
気持ちは結婚するぐらい本気で好きでも、「毎日一緒にいることで息がつまりそう」とか
「一人の時間が欲しい」など、誰かと一緒に暮らすことがストレスになってしまう人もいるのです。
このような考えの夫婦は「毎日一緒にいるより、たまに会ったほうがいつまでも新鮮な気持ちでいられる」というような考えを、
強く持っており、結婚後も週末だけ会うことで恋人気分を味わっているのです。
「毎日顔を合わせていれば相手の嫌なところばかり目についてケンカばかりしてしまうけれど、
週末婚にしたらケンカすることもなくなった」という夫婦もいるでしょう。
4.アクティブに活動している
週末婚をしている夫婦は、仕事ばかりでなく趣味や交際関係も幅広く、
アクティブに活動している人が多いでしょう。
例えば、仕事おわりに職場の人と食事や飲みに出かけるとか、
ジムに通って体を動かすなど、プライベートも充実しています。
また、趣味や習い事など自分磨きやスキルアップにも力を入れている人もいるでしょう。
このようなタイプの人は交友関係も広いため、飲み会や食事会などさまざまな誘いが多いのも特徴です。
このように、平日は仕事や趣味に忙しいため、夫婦が離れていても寂しいと感じることはなく、
毎日が充実した生活を送っているといえるでしょう。
現代ならではの週末婚ですが、誰にも迷惑を掛けず夫婦お互いが納得したうえで、
週末婚を選択するのならば、それもまたいい方法なのではないでしょうか。
なかなか結婚に踏み切れないカップルも、週末婚という方法を取り入れることで、
今までよりも結婚に対して前向な考えを持つことができるようになるかもしれませんね。