結婚式の招待客は数に限りがありますから、
呼びたい人をすべて呼ぶということができないケースが少なくありません。
そういう場合は、「この人は呼んで、この人は呼ばない」という選択が行われることになります。
呼ぶ人と呼ばない人の差はどこにあるのか、
ここでは、結婚式に呼ばれる人にはどういう特徴があるのか見ていくことにしましょう。
1.TPOをわきまえた言動ができる
結婚式は格式のある正式な場ですから、その場にふさわしい言動ができる人が招待されやすいと考えていいでしょう。
ありがちなのが、友達の結婚式に招待され、ここぞとばかりにおしゃれをして、主役である新郎新婦よりも目立ってしまうという人。
こういう人はTPOや自分の立場をわきまえていませんから、主催者にとってはうれしくない招待客といわざるをえません。
こういう人を、別の友人の結婚式で見れば、「自分の結婚式には呼ばないようにしよう」と思うことでしょう。
また、披露宴の余興で、ウケ狙いで羽目を外した悪ふざけをするような人も、
結婚式というTPOをわきまえていないことになります。
普段から、そのように場を考えず、羽目を外してウケを狙おうような人も、やはり式には呼ばれないでしょう。
つまり、結婚式に呼ばれる人には、TPOをわきまえて言動ができるという特徴があります。
2.礼儀作法がきちんとしている
結婚式は厳粛なセレモニーですし、その後の披露宴も正式な宴席になります。
ですから、参加者に求められるのは、何よりも礼儀作法の正しさということになるでしょう。
特に披露宴では、必ず飲食をすることになりますから、
飲食の際のエチケットをきちんと守れる人が、結婚式に呼ばれやすいのです。
冒頭で触れましたが、人数に制限があって、最終的に2人の内からどちらかを選ばなければならないというような場合、
「Aさんは、食事をする時にマナー違反をすることがあるから、
エチケットがしっかりしているBさんの方を呼ぼう」というように判断されるわけです。
結婚式には当然親族も出席しますから、親族の手前も、
「マナーのきちんとした友達」の方が、どうしても呼びやすくなると考えていいでしょう。
エチケットのしっかりしていないような友達を招くと、自分も恥をかいてしまうことになりかねません。
それを考えて、礼儀作法がしっかりしている人と招くのです。
3.コミュニケーション能力が高い
結婚披露宴では、招待客はまったく面識のない人と同じテーブルになるということもあるでしょう。
例えば、職場の同僚を招いた時、テーブルの席順の都合で、
学生時代の友達と同じテーブルにせざるをえないというようなケースです。
その場合、職場の同僚が口下手で、人と話すのが苦手なタイプの人だと、そのテーブルの会話は弾みません。
逆に、人見知りをしない、人と話すことが好きで得意な同僚であれば。
初対面の学生時代の友達とも、すぐに打ち解けて、親しく懇談してくれることでしょう。
そう考えて、話の上手な人を招待することになります。
つまり、結婚式に呼ばれる人には、コミュニケーション能力が高いという特徴があるわけです。
4.スピーチが上手
結婚披露宴では、友達にスピーチを頼むのが一般的です。
その際、友達の中からだれかを選んでスピーチを頼むことになるわけですが、
当然、できるだけスピーチ上手な人に頼もうと考えるのがふつうでしょう。
ですから、人前で話すことが好きで、スピーチのうまい人の方が、結婚式に呼ばれやすくなります。
AさんとBさんのどちらを招こうかと考えた時、「Aさんはスピーチ上手だから、友達代表のスピーチを頼もう」と考え、
Aさんの方を選ぶわけです。
結婚式に呼ばれる人の特徴を4種類、紹介しました。
結婚式に呼ばれる人と呼ばれない人の差がどこにあるのかを知るための、参考になさってください。