好きな相手と一緒にいるのに、なぜか劣等感を感じてしまい、苦しむことがあります。
原因がわかればどうすればよいのかわかってくるものです。
これから、その原因を分析していきます。
1.自己評価が低い場合
相手や周囲の状況に問題はないのに、自分で自分に劣等感を感じてしまう場合、あなた自身の自己評価が低い場合があります。
自己評価というのは、多くの場合、家庭の中で親や兄弟に言われた言葉の影響を受けています。
もし、あなたが家庭内で暴言を吐かれていたり、「お前には価値がない」というようなことを言われていたのだとしたら、あなたは感じなくても良い劣等感を感じている可能性があります。
相手の学歴や家柄、収入などをかってな物差しで測って、あなたが自分で自分の価値を低いと決めつけて苦しんでいるだけかもしれません。
この場合、彼や家族に相談をしても、あなたの劣等感を増やす意見を言われてしまうかもしれません。
第三者である友人や専門家の助けを借りて、あなた自身が自分のことを大切にできるように、精神状態を良い方向に持って行く努力が必要です。
相手を大切にする前に、まず、自分が自分のことを大切にしなければ解決できないといえます。
2.相手がモラハラ気質な場合
自分の精神状態に問題がなくても、相手が劣等感を植え付けてくる場合があります。
この場合、原因は彼氏の言動や態度にあります。
根本的に女性差別の思想を持っている人もいますし、そうでなくても、社会的地位で調子に乗っていて、自分より下の人間だと判断したら露骨に見下すような態度をとる人がいます。
あるいは、さらにたちが悪いのは、一見親切そうな言葉をかけておきながら、実は相手を蔑むというタイプの彼です。
こうしたモラハラな人と一緒にいると、劣等感を感じてしまうのは仕方のないことです。
こうした彼と関わるうえで大切なのは、この劣等感は相手から植え付けられたのもので、実際には感じる必要はないのだということです。
しつこくあなたをからかったり、馬鹿にしたりして、どうしようもない相手ならば、この先一緒にいるべきかどうか考え直したほうが良いでしょう。
しかし、それでも彼氏と一緒に居たい場合は、相手のペースに巻き込まれず、あなたは自己価値について意識をしっかり保っておく努力が必要です。
3.外部の状況が原因の場合
あなたも彼氏も、階級意識など感じておらず、精神的にも健全であるにも関わらず、彼の親や自分の親、もしくは職場や友人関係など、周りの人があなたに劣等感を生み出すような言葉をかけてくる場合があります。
この場合、問題があるのはあなた達カップルではなく周りの人たちです。
その人たちの心の中に差別意識やコンプレックスがあり、それをあなたにぶつけてきているだけの可能性が高いです。
しかし、自分と彼氏が納得して付き合っているのであれば、本来外野の人たちがどんな言葉をかけてこようが気にする必要はありません。
こうした場合は、そういう人たちの声が聞こえてくるような状況自体に問題があるといえます。
状況の問題であれば、物理的に距離をおき、そうした人たちとの関係を断つことで解決可能な問題であるということです。
二人にとってどういった人が有益で、どういった人たちは害悪なのかをよく話し合い、不必要な相手との繋がりはなくしてしまってもかまいません。
劣等感にはさまざまな理由がありますが、その原因がわかることで対応のしかたもわかってきます。
近年の、平等を大切にする社会の中で、本当は感じなくてもよい劣等感を感じている人が増えています。
彼氏や周りの人がどう言おうとも、自分の価値を自分自身が認めてあげることで、劣等感を克服することができます。