不甲斐なく見える人の特徴とは

最終更新日:2017年7月27日

傍から見ていると「もう少しなんとかならないのか」と思ってしまうほど、情けなく意気地のない人がいます。

そういう人のことを「不甲斐ない」と表現することがありますが、

では不甲斐ない人にはどんな特徴があるのか見ていくことにしましょう。

1.すぐに弱音を吐いて人に泣きつく

不甲斐ない人は自分ひとりの力で状況をなんとかしようとか、

むずかしい仕事をやり遂げようという意志をまったく持っていません。

例えば、少しむずかしい内容の仕事や、いつもよりも少し量の多い仕事を、会社で上司から任されたとしましょう。

ふつうの人ならば、任された仕事を完遂するために努力するに違いありません。

よほど、その仕事がハードで、どうしても手に余るようなら、周囲の助力を仰ぐこともあるでしょうが、

まずは自力でなんとかしようとするのが、ふつうでしょう。

不甲斐ない人は違います。

ちょっとでもむずかしいと感じたり、量が多いと思うと、すぐに弱音を吐いてしまいます。

そして、「こんな仕事は自分にはムリ」と上司に泣きついたり、同僚に助けを求めてしまいます。

周囲の助力を得られない場合は、途中で仕事を投げ出してしまうこともめずらしくありません。

会社での仕事に限らず、自分がやらなければならないことについて、すぐに弱音を吐いて人に泣きつくというのが、

不甲斐ない人の特徴ということになるでしょう。

2.人から攻撃されてもやり返せない

不甲斐ない人は人と対等にケンカをすることができません。

そもそも、まったく攻撃性を持たない、消極的で弱気な性格のために、人と衝突することをできるだけ避けようとします。

それ自体は悪いことではありませんが、いくら避けようと思っても、人から嫌われたり人を怒らせたりすることはあるでしょう。

その場合、人から攻撃されるわけですが、不甲斐ない人はそれにやり返すということができません。

とにかく、気が弱いために、人から言葉で攻撃されても、されるがままになっています。

まったく反撃することができず、あげくの果ては泣いてしまうということもめずらしくありません。

男性でも、例えば夫婦でケンカをした時、奥さんに一方的にやり込められて、泣きべそをかいてしまう人がいます。

一方的にやられるばかりなのですから、厳密な意味では「ケンカ」とは言えませんが、

いずれにしても、これほど不甲斐ない人もめったにいないでしょう。

3.仕事が続かない

忍耐力がまったくないというのも、不甲斐ない人の特徴の一つです。

ですから、何をやってもすぐに飽きてしまったり、がまんできずにやめてしまうことが大変に多いのです。

仕事も同様です。

仕事をしていて、少しでも「イヤだな」と感じたり、「自分には向かない」と思ったりすると、すぐにその仕事を辞めてしまいます。

ふつうの人なら辛抱できるようなことでさえ、辛抱できません。

その場合、仕事をしながら次の仕事を探すということはしません。

「がまんできない」と思うと、とりあえず仕事を辞めてしまい、それから転職活動を開始します。

忍耐力がない上に、無計画で行き当たりばったりというのが、不甲斐ない人ということになるでしょう。

4.言いわけと責任転嫁が多い

不甲斐ない人には、すぐに保身に走るという特徴もあります。

自分のミスで人に迷惑をかけたり、約束を守らなかったために人を怒らせるようなことがあった場合でも、

素直に頭を下げることができません。

「自分は悪くない。

自分には非がない」ということを主張するために、謝る代わりに言いわけをします。

単なる言い訳だけではなく、自分のミスを人に責任転嫁することもめずらしくありません。

人に責任を押しつけてでも、我が身を守ろうとするのが、不甲斐ない人の特徴です。

不甲斐ない人の代表的な特徴を4つ紹介しました。

自分ではまったくそう思っていなくても、実は周囲の人から「あの人は不甲斐ない人だ」を思われていることもあります。

参考になさってください。