心が満たされない人の特徴4個

最終更新日:2017年2月8日

他の人から見ると、十分幸せそうに感じられても、本人はまったく幸せを感じることができないという人がいます。

それはつまり、心が満たされていない状態にあるからです。

では、そうした「心が満たされない人」にはどんな特徴があるのかご紹介します。

1.貪欲で現状に満足できない

心が満たされない人にはいくつかの心理的特徴がありますが、まずあげられるのが「貪欲」ということです。

例えば、仕事でも勉強でも、自分が目標としていたことをクリアできたとしましょう。

ふつうの人は「クリアできて良かった」と思い、クリアできた現状に満足します。

その時点で、心が満たされた状態になるわけです。

しかし、心が満たされない人は、目標をクリアできたことに満足することができません。

クリアした時点で、その目標のことはすでに頭から消えてしまい、より高い新たな目標を設定します。

つまり、手に入れたものに満足することなく、「もっとほしい」という欲求を持つのが、

心が満たされない人ということができるでしょう。

2.マイナス思考で、欲しいものが手に入ると失う不安を抱く

どんな状態になっても心が満たされることのない人には、マイナス思考という特徴もあります。

何かほしいものが手に入ったとしましょう。

例えば、望んでいた結婚をして、家族を手に入れたとします。

大多数の人は、欲しかった家族が手に入ったのですから、当然幸福感を抱くことができるでしょう。

心が満たされた状態になるわけです。

それに対し、心が満たされない人は。

ほしかった家族を手に入れても、マイナス思考になります。

「この家族を、いつかは失ってしまうのではないか」とネガティブに考え、「そうなったら、どうしよう」という不安を抱くようになります。

これでは、とでも幸福感を得ることはできないでしょう。

お金や名声や社会的地位も同様です。

マイナス思考なために、手に入れたものを失う不安を常に感じ当てしまうのが、心が満たされない人の心理的特徴です。

3.人と比べて「自分が持っていないもの、劣っているもの」を考える

心が満たされない人には、「自分と人とを比べる」という傾向が強くあります。

だれでも、自分と人とを比較することはありますが、その傾向が特に強いのです。

例えば、念願のマイホームを手に入れたとしましょう。

マイホームの購入は、人生の中でも特に大きな「うれしいできごと」に違いありません。

ですから、心が満たされない人も、手に入れた瞬間はさすがに喜びを感じます。

しかし、その喜びが長続きすることはありません。

人と比べてしまうからです。

「なんとかこの家を手に入れたけれど、隣の人はこの10倍もあるような豪邸に住んでいる。

うらやましい」と感じるわけです。

特に多いのが、親しい友人と比べてしまうこと。

自分の住んでいる家よりも大きな家や、高級物件を友達が手に入れると、

コンプレックスを感じ「悔しい」という感情を持ってしまいます。

人のことを「うらやましい」と感じたり、「悔しい」という気持ちを抱いてしまっては、心が満たされることはないでしょう。

4.現状を見つめず、夢ばかりを追ってしまう

他の人から見ると幸せに思えるのに、本人はそう感じない理由の一つが、「現状を見ようとしない」ということです。

自分の現状をしっかり見つめ、客観的に判断すれば、「このままで、十分幸せ」と思えることもあるでしょう。

しかし、満足すべき現状であるにもかかわらず。

「今」には目を向けず、「明日」ばかりを考えてしまうために、心が満たされることはありません。

明日の夢ばかりに目が行ってしまうために、常に心の充足感を得られないのが、心が満たされない人の特徴ということになるでしょう。

「足るを知る」という言葉があります。

例えば、「健康で、人並みの生活を贈れているのだから、

これで十分満足」と感じられれば、それが「足るを知る」ことになるわけです。

心が満たされない人は、どんな状態にあっても、「足るを知る」ことのできない人ということになるでしょう。

上記の4つの特徴は、つまり、心が満たされない人の「足るを知ることができない心理的理由」ということになります。