人生を生きていく以上、様々なトラブルというものはつきものです。
そういったトラブルに毅然と立ち向かっていくことはもちろん必要ですが、
その方法がただただ正面からぶつかっていくばかりでは、解決できないトラブルも当然あります。
そんなときにその窮地を脱するためには、多くの知恵を絞ることが必要となってきます。
とは言っても、いきなり知恵を絞れ、アイデアを出せと言われて出てくる人は極稀です。
そこで今回はトラブルに遭った時に、知恵を絞って解決する人たちの特徴をご紹介します。
1.実際の脅威度をちゃんと把握できる
何かしらのトラブルに遭った時、まず重要なのはそのトラブルが実際に、
どの程度の脅威であるかを正確に把握することです。
トラブルに遭うと気が動転して、すぐにでもなんとかしようとしたいでしょうが、
こういった脅威度の把握をしないまま知恵をしぼったり、
解決の方法を考えようとしても、有益な知恵をだすことはできません。
もしトラブルに遭ってしまったら、あれこれ考えたくなる自分の気持ちを一度落ち着けて、
実際の脅威度を正確に検討してみましょう。
その脅威度を正確に測ることができて初めて、知恵を絞るための条件が整うからです。
全てのアイデアの検討はこの条件が整ってからです。
2.目的達成までに必要なことをバラバラにして検討できる
知恵を絞る人の特徴として、目的達成のために必要な行動を、
それぞれバラバラにして検討するという思考の癖が挙げられます。
何らかのアイデアを出そうとしたときに、「○○は××と一緒にやらなけらばいけない」といった考えや、
「○○と××は同じ日に行わなけらばいけない」といった決めつけは思考の幅を狭めてしまい、
せっかくのいい知恵がでるのを邪魔してしまいます。
そのため、知恵を絞る人はそういった目的達成のために必要な要素を一度すべてばらばらにした個の要素として検討し、
それをどう組み合わせればよいかということを常に考えています。
もしあなたが知恵を絞る人になりたいのであれば、そればまで当たり前に考えてきた決めつけや、
ルールを一度自分の中で分解してみる癖をつけるとよいでしょう。
そうすることで新たな気づきが生まれ、それまで決めつけてしまっていたことが実はただの思い込みで、
一気に有益なアイデアや問題解決法が出てくることも珍しくありません。
3.常に合理化と効率化を目指している
ただ漫然と日々を過ごすだけであるなら、何も知恵を絞る必要なありません。
機能と同じ行動を機能と同じように繰り返せばいいのです。
知恵を絞る人の多くは、常に何らかの問題について合理化や効率化を目指してその方法を検討しています。
例えば、仕事上のちょっとした面倒な作業や時間がかかってしまう仕事について、
普通の人がその分早くきて働こうとか、その時間を取ろうとか考えるのに対し、
知恵を絞る人はどうすればその作業をなくせるかとか、
どうすればさらにその時間を短縮できるのか、といった合理化、効率化の目線で物事を考えています。
ですので、もし明日仕事上でちょっとしためんどくさい仕事を見つけたら、
どうしたらそれをなくせるか、どうしたらその時間を短縮できるかといった、合理化、効率化の目線で一度仕事をしてみましょう。
ひょっとしてあなたの中にも、知恵を絞る人の素質が眠っているのを発見できるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
人生という荒波を乗り切るためには、トラブルの解決は必須項目です。
その必須項目の実行を確実なものにし、さらなる豊かな人生を送るためにも、
こういった窮地を脱する知恵を絞る能力を持った人間になりたいものです。