あなたの周りにも、「普通そういうことをするか」ですとか、
「やっちゃいけないでしょ」ということを平気でやってしまう、
いわゆる手段を選ばない人がいるのではないでしょうか。
日本人的感覚から言えば、だれかと一緒になにかをする以上、
あまりに手段を選ばない行動は勘弁してほしいところです。
そこで、そんな迷惑な手段を選ばない人にはどんな特徴があるのかご紹介します。
1.極度の合理主義者である
手段を選ばない人の特徴として、極度の合理主義者であることが挙げられます。
確かに、世間一般のルールや倫理観というものは、物事の目的達成を考えた場合、足かせになってしまうことも多いです。
そのため、極度の合理主義者である手段を選ばない人たちは、これらのルールを意図的に無視して、
少しでも早く目的を達成しようとします。
それは確かに物事の達成だけを考えるならば、合理的で有用な方法かもしれません。
しかし、いくら合理的であるからといって、やっていいいことと悪いことというものはあります。
大人である以上、社会の一員として守るべきルールはしっかりと守って行動してほしいものです。
2.人間味がない
普通の人であれば、たとえ何らかの手段を選ばないような行動が頭に浮かんだとしても、
他の人への配慮等から踏みとどまることができます。
しかし、手段を選ばない人たちにはそもそも、そのような人間味がないため、
なんの罪の意識ももつことなく、手段を選ばない行動をとれてしまいます。
ですので、もともとそのような人間味のない人たちに対して、
心情的に訴えて説得しようというのは無理なことなので、
手段を選ばない人に説得によって行動を正すように求めることは止めたほうがよいでしょう。
それよりもその手段自体をできないようにしてしまうほうが、
問題解決のための方法としては合理的です。
3.他人の不利益に無頓着である
集団を選ばない行動をとってしまえば、多かれ少なかれそれ以外の人に不利益が生じてしまいます。
一般的で善良な人々はそれによる他人への不利益を起こすのはよくない考えだとわかっているので、
そういった手段を選ばない行動をとることはしません。
しかし、手段を選ばない人々は元々そういった他人の不利益に無頓着であるため、
平気で手段を選ばない行動をとってしまいます。
このような手段を選ばない人ばかりでは、どんな仕組みも成り立つわけがありません。
社会とは様々な人々の相互努力で成り立っているものですので、
そういった自分勝手なふるまいは控えてほしいものですね。
4.想像力がない
一般的な人であれば、自分が手段を選ばない行動を取れば、
誰かの不利益になることが容易に想像することができます。
そういった他人の迷惑を考える想像力がまるでないのが、手段を選ばない人々です。
彼らに対して手段を選ばない行動を諭すときに、「手段を選ばない行動が誰かの不利益になること」を告げると、
多くの人が「まるで考えたこともなかった」、という反応を返してきます。
このように、彼らにはそういった自身の行動がどんな効果を引き起こすかといった、
先のことを見通す想像力が大幅に欠如しているため、手段を選ばない行動をとってしまいます。
いかがでしたでしょうか。
手段を選ばない方法をとるということは、確かにある種の合理性を秘めていることもあります。
しかし、その行動は必ずそれ以外の誰かの不利益の上に成り立っている行動です。
良識ある社会人として、いくら自分自身の利益になるからといってそんな無責任な行いをすることなく、
責任ある大人としての振る舞いをするように心がけていきたいものです。