人間にとって何より大事なことは、食べることですよね。
しかし、何かしらの原因で食事が摂れなくなってしまう人もいます。
そのような人たちには一体どのような特徴があるのでしょうか。
今回はそんな「食欲不振な人の特徴」をご紹介します。
1.ダイエットをしている
大抵の人が一度や二度はダイエットの経験があるのではないでしょうか。
「三食バランスよく食べて適度な運動をする」といったような健康的なダイエットであれば問題ないのですが、
痩せたいがために食事の量を減らしたり、中にはほとんど固形物は摂らないなど、
極端な食事制限をしている人を見るととても心配になりますよね。
最近たびたび耳にする炭水化物抜きダイエットのような、炭水化物を一切摂らないダイエットも身体によくありません。
このような極端なダイエットをしている人は、最初はお腹が減っていたとしても、
数日間食べないでいるとそれに身体が慣れてしまい、食べ物を欲しくなくなったり身体が受け付けなくなるようです。
食欲不振になるほどダイエットにハマってしまう人は、真面目な性格だったり、
誰かに体型のことを指摘されたことがあるなど、精神的なところから思い詰めてしまいます。
みんなで食事をしているときも一人だけなにも食べなかったり、食べても少量で残してしまうため周りからも浮いてしまいますよね。
「食べなきゃ倒れるよ」といくら周りが心配しても聞く耳をもってくれません。
このようなタイプは、実際はそんなに太っていることは少なく、むしろ痩せている場合が多いのですが、
「自分は太っている」「少しでも食べたら太る」などと思い込んでいるのです。
2.悩み事がある
精神的に何か不安なことがあったりショックなことがあったなど、思い詰めている状態のとき、
いつもならお腹が空いてもおかしくない時間帯なのに全然お腹が減らず、
頑張って食べようとしても食事がのどを通らないといった状態になることは誰にでもあるのではないでしょうか。
その悩みが解決したり吹っ切れてしまえば、さっきまで食欲がなかったことが嘘のように急にお腹が空いてくるものですよね。
いつも食欲のある人が、あまり食べていないのを見かけた場合、さりげなく声を掛けてあげることも必要かもしれません。
また、「会食恐怖症」といって「周りに人がいると緊張して食事ができなくなる」といった症状に悩まされている人もいます。
このようなタイプは、一人の時や心を許した相手との食事ならば普通に食べることができるようですが、
あまり慣れていない相手との食事の場合、周りの視線が気になって意識しすぎることから食事が出来なくなります。
それから、これも似たような症状ですが「嘔吐恐怖症」を持っている人も、
吐くのを極端に恐れるあまり、食べることに恐怖心を抱いているため、思うように食べることができません。
3.体調が悪い
人間の身体は敏感なもので、身体のどこか一部でも調子が悪ければ食欲にも影響してしまいますよね。
お腹や胃が痛い場合は当然ですが、食事を摂ることとあまり関係ないような部分に痛みがあっても食欲不振になるものです。
また、風邪やインフルエンザなど熱が出た場合にも食欲がなくなるといった人も多いでしょう。
「頑張って食べないと早く良くならないよ」などと励まされても、思うように食べることができず、
辛い思いをした人もいるのではないでしょうか。
場合によっては症状が落ち着くまで無理に食べないほうが良い場合もありますが、
少しでも食べることで体調の回復が早まりやすくなるようです。
このように食欲不振な人には、精神面・肉体面のどちらかに何かしらの要因があります。
本来、人間にとって食べるという行為は生きるために必要不可欠なことであり、
心も体も健康であれば食べることが楽しみであるべきですよね。
もし、食欲不振が続くようならば、しっかり病院を受診することも必要かもしれません。