芸能人が薬物使用で逮捕されるニュースをよく目にしますが、薬物は、きらびやかな芸能界や、裏社会だけの問題ではありません。
今では、普通の学生や主婦やサラリーマンの人までもが、薬物を簡単に手にし、使用する時代になってしまいました。
薬物中毒者には様々な特徴があります。
身近な人が薬物中毒になってしまっていないか知るためにも、薬物中毒者にどのような特徴があるのかを覚えておくと良いでしょう。
1.外見に表れる特徴
薬物を使用すると、目が充血します。
そして瞳孔が開いたままになり、目がギラギラしているように見えるのですが、このような状態の目を見られることがないように、
いつもサングラスをかけて目を隠す人も多くなります。
また、顔の血色は悪く、血の気がひいたような顔色や、土気色になったりします。
さらに、薬物を使用すると体重の増減が激しくなります。
薬物を使用することで空腹を感じなくなり、食事をしないので急激に体重が減り、頬がこけたりと、異常な痩せ方をします。
逆に、薬物がきれると食欲が増して暴飲暴食をしたり、薬物によっては食欲が増すこともあるので、急激に体重が増えてしまう場合もあります。
2.性格や言動、テンションがおかしい
薬物によってはハイテンションになったり、うつ病かと思ってしまうくらいにテンションが低くなったりします。
落ち着きもなくなり、急に怒り出したと思ったら泣き出したりするなど感情の起伏が激しく、喜怒哀楽の振り幅が大きくなります。
さらに自己主張が強くなったり、幻覚や幻聴などの作用が原因で人を疑ったりするようになるため、周囲とトラブルを起こしてしまうこともあります。
また、薬物を使用するとスピード感覚が麻痺してしまうので、車を運転すると驚くほどのスピードを出したり、
逆に安全運転を意識しすぎて国道を30キロのスピードで走ってしまうような人もいるそうです。
それから、薬物を使用すると常に頭が朦朧としている状態になるので、昨日は何をしたのかも思い出せなくなったり、
喋っている途中で何を話していたのかわからなくなってしまうこともあります。
3.お金の使い方や髪形に変化が出る
薬物の使用量が増えると、それだけ出費も増えていきます。
聞いても説明できないような用途でお金を使うようになったり、貯金をしなくなるなどの変化があれば注意が必要です。
また、家庭から頻繁に現金や物が無くなったりする場合は、薬物を購入するための資金として使われている可能性もあります。
他には、薬物を使用すると髪型に変化が出てくる場合があります。
捕まった時に髪の毛による検査で薬物使用が発覚するのを逃れるために、頻繁に髪の毛を染めたり、丸坊主になったりします。
4.独特の匂いがする
例えば、大麻は独特な匂いがあるため、使用すると衣服などにその匂いが長時間ついてしまいます。
また、覚醒剤をやると、体臭が独特の匂いで臭くなります。
薬物中毒者は、このような匂いを消すために、お香を焚きなが薬物を使用したり、きつい香水を使ったりするため、匂いがきつくなります。
それから、薬物によっては使用すると胃がやられることもあるので、それが原因で口臭もきつくなります。
5.隠語を使うようになる
薬物中毒者でも、薬物の話を人前で堂々とする人はいません。
薬物の話をしていることが周囲にバレないように、薬物のことを隠語で呼ぶのです。
例えば、覚醒剤を「アイス」「スピード」、大麻を「ハッパ」「チョコ」、コカインを「チャーリー」「コーク」などと呼んでやり取りをします。
身近な人が、電話などでこのようなよくわからない単語を頻繁に使うようになったら、薬物の隠語ではないかと疑った方が良いかもしれません。
今回、薬物中毒者の特徴をご紹介しましたが、当てはまるからといって絶対に薬物を使用しているとは限りません。
ですが、薬物を使用している可能性を考える必要はあります。
薬物に手を出したら、なかなか辞めることができません。
薬物に溺れれば、その人生は終わってしまいます。
薬物中毒者の特徴を知り、身近な人を観察することで、薬物の魔の手から早急に救い出してあげることができるかもしれません。
大切な人を失わないためにも、薬物中毒者の特徴をぜひ覚えておきましょう。