口が臭い人の最も残念な点は、本人が全く気付いていないことですよね。
自分の吐く息が臭いことに気付かずに、平気で人前で大声を出したりします。
目の前で臭い息を吸ってしまったら、露骨に嫌な顔をすることもできず不快な気分になります。
口の臭いは自分で確認してケアしていきたいものです。
では、口が臭い人にはどのような特徴があるのでしょうか。
1.タバコやアルコールが好き
タバコやアルコールは口の臭いの原因になります。
その臭いには、タバコやアルコールそのものの臭いがあります。
タバコに含まれるタールや、アルコールに含まれる成分が歯に付着して臭いの元となります。
歯に付着した成分は歯石や歯垢となり、そのままにしておくと細菌が繁殖して臭いが強くなっていきます。
また、タバコを吸ったり、お酒を飲み過ぎると身体機能が低下して血行不良になり、唾液の分泌も減ります。
唾液には口の中の菌が繁殖するのを防ぐ役割がありますので、唾液の分泌量が減ると口臭が強くなります。
このように、口が臭い人は、タバコやアルコールの摂取量が多い場合があります。
2.食生活が乱れている
口が臭い人は、肉類や揚げ物が中心の食生活だったり、野菜が苦手な人が多いです。
肉類や油ものは、胃腸に負担が掛かります。
胃腸が活発に機能しなくなると、胃や腸の中で、食べ物が腐敗して口から臭い息となって出てくるのです。
歯や口はキレイにして口臭予防しているのに、口から臭いがする場合には胃腸から臭いが出ているのです。
胃腸の働きを活発にするために、食物繊維を含む野菜を食べたり、
善玉菌を増やすヨーグルトを積極的に摂取することが効果的です。
普段からバランスの良い食事心がけていれば、体調も良くなり胃腸も活発に働き、口臭も改善されるでしょう。
3.唾液の量が少ない
口が臭い人は、唾液の量が少ないことが多いです。
これには、いくつかの理由が考えられます。
アレルギーや何らかの理由で鼻詰まりの人は、口呼吸になりやすいので口の中が乾燥して唾液の量が減ってしまいます。
口呼吸をしていて口を開けて夜に寝ている人は朝起きたら口臭がひどいことがあるのも唾液量が減り、
口内の細菌が繁殖していることが原因です。
食べ物をあまり噛まない人も唾液の分泌が少なくなるので、口が臭くなりやすいです。
唾液は、口内の細菌を洗いあがして繁殖を抑える大切な役割を持ってるので、
唾液の分泌が活発になるようによく噛んで食事するように心がけましょう。
するめやコンブ、ゴボウ、ガムなどの硬い食品を噛むことで、唾液の分泌を促進させるのも効果的です。
4.口の中の手入れが下手
口の臭いの原因が、口の中の手入れの仕方によるものかもしれません。
歯と歯のすき間や、歯茎との境目は汚れが溜まりやすく、歯ブラシでは落とし切れていないこともあります。
糸ようじやフロスを利用するのもキレイに歯磨きができるので良いでしょう。
虫歯がある場合にも臭いの原因となりますので、定期的に歯医者へ行くことが望ましいです。
また、歯磨きは丁寧にしているけれど、舌の手入れはしていないという人が多いです。
舌の上には汚れや細菌が付着して繁殖しやすいので、きちんと掃除をする必要があります。
ガーゼを指に巻き舌の汚れを拭き取ったり、専用の舌のクリーナーで汚れを落としてあげましょう。
口が臭い人は、口の中の手入れがきちんとできていないことが案外多いのでうす。
タバコやアルコールを控え、食生活を見直し、よく噛んで唾液を分泌させ、
口内をきちんと手入れしてあげれば、口の臭いは改善することができます。
内臓疾患が悪いために口臭が発生している場合には、病院で治療する必要があるでしょう。
口臭で周りに不快な思いをさせたいためにも、日ごろから口臭は気を付けていきたいものです。