会話が聞き取れない人の特徴3個

最終更新日:2017年2月10日

会話が聞き取れないと、会話もはずみませんよね。

相手との関係性によっては、「聞こえない」と指摘しにくい場合もあり、対応に窮します。

そんな「会話が聞き取れない人の特徴」をご紹介します。

1.生まれつきの身体的特徴や、環境によって培われた習慣がある

基本的なことではありますが、本人の声がもともと小さいという身体的特徴が考えられます。

また、育ってきた環境において、家族が小声で話す傾向があったり、環境が静かで、

大声で話す必要がなかったりした可能性もあります。

さらには、友人関係において、「大きな声で話して」と依頼された経験が少ない、あるいは友人自体が少ないという場合もあるでしょう。

仕事自体も、大声で話すことを要求されない仕事内容であり、

特に注意を受けたり、仕事に支障を感じたりしたことがないのだと言えます。

家庭や友人ならともかく、職場での会話が聞き取れなければ、仕事に支障が出て、改善を求められることは避けられませんからね。

改善しようと努力していないのであれば、さしあたって、本人は特に現状に不自由を感じていないのだと言えるでしょう。

2.自信が無い人もいれば、逆に一見穏やかだが、ゆるぎない信念を持つ人も

「会話が聞き取れない」ほどの小さな声で話す人の場合、「自信がない」「会話するのが嫌い」といった印象を持たれがちです。

もちろん、中にはそのようなケースもあります。

「自信がない」タイプの場合は、オドオドとしていて、視線が泳いでいたり、態度に落ち着きがなかったりする傾向があります。

また、発言自体が少なかったり、発言しても、「付和雷同」したものが多かったりして、説得力を欠きます。

けれども、同じ「会話が聞き取れない人」であっても、まったく逆のケースも存在しますので、気をつけなければなりません。

そのようなタイプの人は、感情ではなく、理論で行動しますので、言葉選びが慎重で、安易な発言を好みません。

そのため、口調が穏やかで、感情に左右されないため、声も小さめです。

しかし「穏やかそう」だと感じて、反論しようとすると、そのゆるぎない信念に驚かされることがあります。

熟知した上での、慎重な発言であるがゆえに、簡単に自論をくつがえすことがなく、

淡々とした態度でありながら「逆ねじを食わせる」ことも少なくありません。

相手が、どちらのタイプであるか、見極めることは非常に重要であると言えます。

3.発言に多大な影響力を持つケースもある

「会話が聞き取れない」タイプには、「自信がない」タイプと、

「ゆるぎない信念を持つ」タイプがあると話しましたが、なかでも「ゆるぎない信念を持つ」タイプの発言は、

多大な影響力を持つ場合があります。

このタイプは、けっして多弁ではなく、要所要所で、ほんの一言二言を述べる傾向がありますが、

まわりの人間は、本人の声が小さく、聞こえにくいと、すでに理解しているため、

発言がはじまると、「聞き漏らすまい」と集中し、自分たちの発言をとめて、聞き耳を立てます。

もちろん、普段から、「発言内容に説得力があり、貴重な意見を述べる人」いう認識があることも、それを後押しします。

これらの行動が、彼らの発言のための演説の場をお膳立てすることにもなり、

結果的にその発言が、多大な影響力を持つケースも少なくありません。

彼らの発言が、その発言内容以上に重みをもって捕らえられるためです。

「会話が聞き取れない」ことは、場合によっては、プラス要素となることもあり得ます。

今回は「会話が聞き取れない人の特徴」をご紹介しました。

一般的なイメージに捕らわれずに、タイプに応じて、対応を変えることが必要ですね。

また自分自身が、このタイプである場合、聞き取れないことをまだ、

知らない初対面の人に接する場合には、注意が必要だと言えるでしょう。

事前に、「なるべく大きな声で話します」などと伝えれば、その後のコミュニケーションもスムーズに進みますね。