表情が乏しい人の特徴5個

最終更新日:2017年2月26日

表情豊かな人もいれば、表情が乏しい人もいます。

表情豊かな人は「わかりやすい人」と思われ、

表情に乏しい人は、「何を考えているのか、どう感じているのかわからない」と思われがちです。

ここでは、表情が乏しい人に注目し、どんな心理的及び肉体的特徴があるのかご紹介します。

1.感受性に乏しい

例えば、旅行へ行ってキレイな景色に触れたとしましょう。

その景色の美しさを敏感にキャッチすることができれば、その感動を表情に表すことができます。

しかし、その景色になんの感情も抱くことができなければ、表情が変化することもありません。

そうした外部の刺激をキャッチする力、つまり感受性が乏しいために、表情も乏しくなってしまうことがあるわけです。

人からちょっとしたことを褒められても、大喜びする人がいるでしょう。

その人はつまり、「喜べる力」が強いわけです。

反対に、人から褒められてもほとんど表情を変えない人もします。

そうした表情が乏しい人は、つまり「喜べる能力」が弱い人です。

喜怒哀楽につながる感受性が弱いというのが、表情が乏しい人の第一の心理的特徴ということになります。

2.シャイで控えめな性格

表情が乏しい人には、その性格のために、気持ちを表に出せないというケースが少なくありません。

先ほどの例で言うと、景色を見てそれなりに感動していても、控えめな性格なために、その感情を表に出せないというタイプです。

人から褒められて、内心うれしく感じていても、シャイな性格が災いして、そのよろこびを素直に表現することができません。

このケースは、決して感受性が弱いわけではないものの、表現することが苦手だったり下手だったりするために、

結果として表情が乏しくなると考えていいでしょう。

3.コンプレックスやトラウマのために心を開くことができない

性格ではなく、心の中に抱えているコンプレックスやトラウマのために、

感情を素直に表に出せないというタイプの、表情が乏しい人もいます。

感動したり喜んだりしても、その感情を自分の中で押し殺してしまいます。

人に対する警戒心が強かったり、自己否定の感情が強いため、人に心を開くことができません。

こうしたタイプの表情が乏しい人は、人の前では無表情でも、一人になった時に喜びがよみがえり、

その感情をひそかにをかみしめて、静かに笑うということがよくあります。

4.共感力が弱い

人の感情にシンクロする力が強ければ、相手の感情に同調し、結果として表情豊かになると考えていいでしょう。

それがつまり、「共感力」ですが、その力が弱いというのも、表情が乏しい人の特徴の一つです。

目の前にいる人が喜怒哀楽の感情を表に出しても、その感情に共感することができません。

共感することができなければ、表情が変化するはずもないのです。

よく、テレビドラマや映画、小説の登場人物に感情移入して、その人物になったかのように感情が動く人がいます。

共感力が強いために、そうした感情移入ができるわけです。

反対に、共感力が弱い人は、そうした感情移入をすることができないため、

表情が変化しにくいということができるでしょう。

5.表情筋が発達していない

前項までの4つは、すべて心理的、精神的特徴でした。

最後に1つ、表情が乏しい人の肉体的特徴を紹介しておきましょう。

それは、「表情筋が発達していない」という特徴です。

表情筋というのは目や口など顔のパーツを動かすときに使う筋肉のことで、全部で60種あります。

この筋肉が発達していれば表情が変わりやすく、未発達だと表情が変化しにくいということになるでしょう。

表情筋が発達していないために、感情を表に出そうとしても肉体的にうまく表現できないということもあるわけです。

表情が乏しい人は、こわばったような笑顔を見せることがありますが、

この肉体的特徴が原因になっているケースが少なくありません。

逆に言うと、表情筋を発達させれば、表情が豊かになるわけです。

表情が乏しい人の特徴について、心理的、精神的特徴を4種類、肉体的特徴を1種類取り上げ、説明しました。

ひとくちに「表情が乏しい人」と言っても、そのタイプや、表情が乏しくなる原因は複数あるわけです。

参考になさってください。