空虚感にさいなまれる人の特徴4個

最終更新日:2017年4月24日

今この瞬間にも、時の経過を空しく、耐えがたく感じている人があることでしょう。

空虚感にさいなまれる人ってどんな人なのでしょう。

今回は空虚感にさいなまれる人の特徴をご紹介します。

1.かつての栄光にすがっている

空虚感にさいなまれる人の特徴の一つに、過去の自分の絶頂期が忘れられず、

現在の自分が受け入れられないという心理があります。

何をやっても、以前の華やかで順風満帆だった時期の自分や、

その時代の充実感が心に居座り、現在の暮らしが地味で味気なく感じられてしまいます。

例えば、働き盛りだった会社員時代を思い出しては、日々熱く燃えていた自分や、

同僚たちとの活気あるやりとりを思い起こします。

また、ステージで喝采を浴びた経験を持つ人は、

目が眩むようなスポットライトや観客からの声援や止まない拍手が、昨日のことのように蘇ります。

今の落ち着いた生活も、冷静になれば、十分に幸福な状態でもあるのですが、

過去の生活との落差が大きく、華やかだった時代が繰り返し懐かしく思い出されてしまいます。

2.時間があり余っている

生活に空しさを感じるのは、現在の毎日で真剣に充実感を追い求めていないからともいえます。

そのために、ただ時間ばかりが無駄に流れているように感じられ、虚ろな気分に支配されてしまいます。

このように、自分のために使える時間があり余っている人も、空虚感にさいなまれてしまいがちです。

人間誰しも、暇な時間の中で満たされることは至難の業です。

余計なことを考えたくないから仕事をする、

マラソンをする、ジグソーパズルをするといった人間は山ほども存在します。

ただし、長期療養中などで、気力や体力が充実していないために、

自分の時間も体もうまく使えていないケースも考えられます。

空虚感にさいなまれてしまうのは苦しいことですが、

有り余る時間の中で、自分を責めることだけはオススメできません。

こう考えると、朝から晩までエネルギッシュに生きることに、

体がついてくるという状態がどれほど幸福なことかも、よくわかりますね。

3.夢見がちである

現実の厳しさや克服すべき課題というものが本当は誰にとっても存在します。

しかし、こういった問題にいつまでも正面から向き合おうとせず、

甘いことばかり考えて過ごしているタイプの人もまた、空虚感にさいなまれてしまうタイプです。

周囲からはふわふわと気楽に生きているように見えるために、お説教を受けることもしばしばあります。

空虚感を消すためには、現実に向き合うことが実は一番の近道である場合もあります。

「いつまでも自分だけ、こんなことをしていていいわけがないよなあ」と感じたらチャンスです。

あなたの中に、空虚さを消すエネルギーは、既に満ちていることに気付きましょう。

4.虚像を追い求めている

どこまでも現状に満足することのないタイプの人もまた、

ふと空虚感にさいなまれてしまうことがあります。

芸術家に多くいますが、追い求める理想の姿があまりにも高い場合、

虚像を追い求めることに生涯を費やすことになりかねません。

他のアーティストの圧倒的な実力を目の当たりにした場合など、

深く自分の殻に閉じこもり、自分の今の力を正視することができなくなってしまいます。

こうなると、虚像を追い求める気持ちにいっそう拍車が掛かります。

ナイーブ過ぎるといえばそれまでですが、常に現状では満足できず、

創ったものを自ら破壊するこういった感覚が、いつの時代にも新しい芸術を生んでいることもまた、確かです。

あまりにも偉大な虚像を追い続けるあまり、お酒などに溺れてしまうことが無いよう、気を付けます。

空虚感にさいなまれることは、周囲から見ただけでは、実はその苦しみはわかりにくいものです。

経済面でも、愛情面でも恵まれているように見えていながら、内面に虚ろさを抱えて生きる人も多くいます。

空虚感にさいなまれないためのヒントは、自分の毎日の時間との向き合い方にあります。