誰しもが何かのトラブルに巻き込まれたり悩み事ができたとき、自分でどうにか解決したいとは思っていても、
どうにもできない切羽詰まった状態になることがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、そのような切羽詰まった人にはどのような特徴があるのかご紹介します。
1.怒りっぽくなる
気持ちに余裕がなくなると、いつもは軽く流せていたことがすんなり流せずに、
ついカッとなってしまったり、今まで許せていたことが許せなくなり相手を責めてしまうなど、
些細なことで怒りやすくなるでしょう。
切羽詰まるということは、自分で解決しようにもどうしたら良いか途方に暮れている状態なため、
そのどうにもできない気持ちが非常に本人を苛立たせます。
そのため、周りのちょっとしたことに反発的になったり攻撃的になるのでしょう。
周りが心配して声を掛けても、その声を掛けられること自体に苛立ってしまい「放っておいてくれ」ときつく当たってしまいます。
また、なにか自分自身にやましいことがあり、それを追求され切羽詰まっている状態の場合には、
逆切れといった形で怒りっぽくなるでしょう。
やましいことがある人間というのは、なぜか素直に認めることをせずに、
逆に開き直りの態度を見せ怒り口調で反発します。
それまで穏やかに話していた人が、触れられたくない話題になった途端、
急に機嫌が悪くなったり顔が引きつるなど、周りから見ていても追い詰められていることがわかりますよね。
2.慌てている
切羽詰まった状態になると、普段の平常心を忘れ慌てた態度を見せてしまう人も多いのではないでしょうか。
大抵の場合、少しくらいの心配事や驚くようなことがあっても、内心は動揺したとしても、
周りにそれを悟られたくないために平常心を保つことを心がける人がほとんどでしょう。
しかし、切羽詰まった状態では、いつもは平常心を保てていた人でも冷静を装う余裕がなくなり、
「どうしよう…どうしよう…」と慌ててオロオロした姿を見せてしまいます。
このような場合、態度にも落ち着きがなく、
せわしなくウロウロしたり手を頭や顔にやり顔を隠すように座り込む人もいるでしょう。
また、焦る気持ちから、顔や体にだらだらと汗をかき、
必死でそれをぬぐっている人の姿が想像できるのではないでしょうか。
3.無気力になる
切羽詰まることで、何も考えられなくなり無気力になる人もいるでしょう。
何ごとにもやる気が起きず動くのが億劫な時は誰にもあるものですが、
大抵の場合は一時的なもので、またそれなりに活動できるようになりますよね。
しかし、切羽詰まっている場合、どうにも解決の糸口が見つからず、
その問題から背を向けるばかりかそれ以外のすべてにおいてもやる気が起きず、何も出来ない状態に陥ることもあります。
そのため、身体の調子が悪いわけではないのに、ベットから起き上がれずずっと寝たきりになったり、
食事もノドを通らずほとんど何も口にしなかったりなど、日常生活にも支障をきたしてしまいます。
話しかけても、聞こえているのか聞こえていないのかわからないようなボーっとした態度であったり、
返事も薄ら返事で曖昧だったりとすっかり覇気をなくしてしまうでしょう。
どんなに普段冷静だったり元気な人であっても、切羽詰まる状態になることで、
これまで見たこともないような動揺を見せる人もいるのです。
余計に普段見せている顔が、周りに気丈に振舞っていたり人当たりが良い場合には、
切羽詰まったときの変わりようにみんながビックリしてしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、一番困っているのは本人なため、周りがさりげなくフォローしてあげることも必要です。
また、取り乱してしまった本人も、あまり自分を追い詰めることのないよう、周りに助けを求めることも大切でしょう。