独り言が多い人の精神的特徴5個

最終更新日:2016年5月21日

人間は時として独り言を口にすることがあります。

しかし、中には、まるでそれが癖になっているように、頻繁に独り言を言う人もいます。

そういう人はどんな心理から独り言を言うのか、その精神的特徴を見ていきましょう。

1.精神的に不安定

精神的に安定しているときは、あまり独り言を口にしないものです。

その必要がないからです。

心の中に不安を抱えていたり、何か大きな悩みを持っている時、

あるいは、何かのアクシデントやハプニングで心が動揺したときに、独り言が出やすくなるものです。

独り言にはマイナス表現が多いことを考えれば、そのことが理解できるでしょう。

つまり、しょっちゅう独り言を言う人は、そうでない人よりも、精神的な安定を欠きやすいという特徴があります。

小さなパニック状態になって、本人も無意識のうちに独り言を口にしてしまうことも少なくありません。

また、ストレスを軽減するために、意識的に独り言を言うケースもあります。

いずれのケースにも共通しているのが、「精神的な不安定さ」ということになるでしょう。

2.さみしがり屋で周囲の人にかまってほしい

自己アピールのために、独り言をはっきり意識して口にする人もいます。

その根底にある心理は「さみしさ」です。

さみしがり屋で、一人でいることが嫌いな人、孤独を怖れる人は、

周囲の人にかまってほしいという気持ちから、人に聞こえるように独り言を言うことがしばしばあります。

「困ったなあ」とか「どうしよう」というような独り言を口にして、周囲の人から「どうしたの?」などと声をかけてもらうことを期待しているわけです。

ほんとうに困ったときや、人に助けてほしい時には、独り言でなく相手に直接声をかけて助けを求めるのがふつうでしょう。

それをあえて独り言によって周囲に伝えるのは、それほど深刻な事態ではない証拠と考えていいでしょう。

気持ちに余裕があって、少しだけ困っているときに、人とコミュニケーションを取りたいがために、そうした独り言を言うわけです。

3.自己中心的でマイペース

職場などで近くにいる人が独り言を言えば、どうしても気になってしまうものです。

気が散って自分の仕事に集中できなくなるのですから、癖のように独り言を口にする人は迷惑と言うしかありません。

逆に言うと、独り言が多い人には、人の迷惑を顧みない自己中心的なところがあるということになるでしょう。

相手がどういう状況にあるかはあまり考えず、自分の気分に任せて独り言を言うのですから、マーペースで無神経です。

4.慎重で神経質

周囲の人にアピールするという気持ちは全くなく、ひたすら自分のためだけに独り言を口にするケースもよくあります。

例えば、仕事や何かの作業をしながら、あるいは一つの仕事を終えた時などに、「指先確認」のように、

「ここは大丈夫」とか「よし、できてる」、「これはちょっとちがうな」というように独り言でセルフチェックするわけです。

それだけ神経が細やかで、慎重な性格ということになります。

ミスを怖れ、自分のやった仕事や作業をいちいちチェックしないではいられないのですから、臆病な心理も働いていると考えていいでしょう。

5.自己暗示をかけてモチベーションを高めたい

逆に、仕事や作業をする前に、「さあ、始めよう」というような独り言を口にする人も少なくありません。

例えば、主婦がめんどうな家事を始める際に、「さ、やらなきゃ」とつぶやくのは、自分の心の中の「おっくう」という気持ちに打ち克ち、

家事に対するモチベーションを高めるための、自分への激励と考えていいでしょう。

この場合、独り言を口にする人は前向きな精神状態にあるわけです。

口癖のように独り言を言う人の特徴について、その精神面に注目して紹介してきました。

自分一人の時と、周囲に人がいる時とでは、独り言を口にする人の心理も違ってきます。

その心理を知るための参考になさってください。