敗北感に苛まれる人の特徴5個

最終更新日:2017年6月3日

現代の世の中は競争社会と呼ばれ、まわりと競わなければならないことも多くあります。

しかし勝者の陰にはつねに敗者がおり、いつでも競争に勝てるというわけではありません。

競争に負け続けてしまうと敗北感が募り、自信を失ってしまう場合もあります。

そんな敗北感に苛まれる人の特徴についてご紹介していきます。

1.物事を勝ち負けだけで判断してしまう

まわりと競争して勝つことだけが全てになってしまうと、

勝ち負けだけで物事を判断してしまうような価値観が芽生えてしまう可能性があります。

0か100かといった極端な考え方になってしまうこともあり、考え方に柔軟性が失われてしまいます。

社会に出ればつねに勝ち続けることは難しく、また完璧に勝ったと言えるような状況はあまりありません。

逆に負ける場合でも自分だけの責任で完璧に負けたという状況もほとんどないのですが、

勝ち負けを基準とした極端な考え方を持っていると、

完璧に勝たなければ素直に納得することができず、

少しの失敗で大きな敗北感を味わうことになります。

2.気持ちの切り替えが上手くいかない

失敗はだれにでも起こりうるものです。

たとえ失敗したとしてもリカバリーを上手く行なえば大事にいたることは少ないのですが、

敗北感に苛まれやすい人は失敗した段階で立ち止まってしまうことがあります。

失敗したことで打ちひしがれてしまい、気持ちの切り替えが上手くできないと、

さらに失敗することが怖くなってしまいどんどん自信を失ってしまいます。

人に相談して別の人の価値観を知ることや、

旅行や趣味など違うことに取り組むことで気分転換を図るなど、

いつまでも悩むことなく気持ちの切り替えを行なうことも大切です。

3.くよくよと考えやすい

1度失敗をすると次にまた失敗をするのではと考えてしまい、臆病になってしまう人がいます。

普段あまり失敗をしない人のほうが、失敗した際の敗北感はより強いものになり、

失敗を恐れるようになる場合もあります。

くよくよと考えやすい人は悩みを作り出しているのが自分であるということを理解しましょう。

また頭の中によぎる不安やネガティブな考えは現実ではほとんど起こらないということを知っておきましょう。

深みにはまると悩むことに時間やパワーを使ってしまうことにもなりかねないため、

あまり悩み過ぎないことも大切です。

4.頑張り過ぎてしまう

目標をかかげ努力を重ねても届かない場合があります。

自分では必死に頑張っているつもりでもなかなか実力がともなわない場合には敗北感に苛まれることもあります。

自分は能力がないといった無力感に襲われることもあり、自分を見失ってしまう場合もあります。

しかし実力がともなわないからといって敗北感に苛まれる必要はありません。

目標に届かないのであれば今までとやり方を変えてみたり、

見かたを変えて目標を変更したり、場合によってはあきらめることも決して敗北ではないのです。

頑張っているときや、疲れているときには周りが見えなくなってしまうものなので、

一度冷静になり目標や自分を見つめなおしてみることが大切です。

5.自分を責めやすい

真面目な人ほど自分を責めてしまう傾向にあります。

失敗をした際には自分を責めなければ納得できないような気持になり、ついつい自分を痛めつけてしまいます。

このような人は失敗をしたショックに加え自分を責めることで大きな敗北感を味わうことになりますが、

大きすぎる敗北感はトラウマのようになってしまうこともあるので注意が必要です。

失敗から無意識のうちに自分を責めてしまいがちですが、

むしろ敗北感に苛まれているときほど、自分を守ってあげるべきです。

失敗や挫折を経験すると自分の無力を痛感し、

敗北感に苛まれることがありますが、いつかは立ち上がらなくてはなりません。

かつてのアメリカ大統領、エイブラハム・リンカーンは「あなたが転んだことに関心はありません。

そこから立ち上がることに関心があるのだ」と述べています。

本当に気にすべきなのは他人との勝ち負けではなく、むしろ自分との勝ち負けなのかもしれません。