職場や学校を変えても、なぜか行く先々で嫌がらせをされてしまうという悩みを抱えている人は多くなります。
しかし、「自分は何も悪くないのにどうしてだろう」と思っても、
本人だけが気づいていない原因があるという場合もあります。
そこで、嫌がらせをされる人の特徴について、具体的な例をご紹介してきます。
1.何を言われても言い返すことができない
あまりにも気が弱く、人から何を言われても言い返すことができない人は、嫌がらせをされやすい傾向があります。
他人をいじめるような人は、まず最初に、無抵抗の人をターゲットにすると言われています。
平気で嫌がらせをする人は、気が弱くて言い返すことのできない人に対して、
「この人なら何をしても、自分にし返しの矛先が向くことはない」という安心感があるからです。
「他人に対して、強い口調で言い返す」という行為に対して、抵抗を感じる人も多いようですが、
黙ってやられっぱなしの状態でいると、嫌がらせがどんどんエスカレートします。
そのため、時には勇気を出して、「そのようなことはやめてください」とハッキリ断ることも必要です。
2.目立ち過ぎる
例えば、人よりも容姿が優れていたり、仕事での評価が良過ぎたりして、
何かと目立ってしまうような人は、嫌がらせのターゲットになりやすいでしょう。
目立つということは決して悪いことではありませんが、
本人の知らない場所で嫉妬され、敵ができてしまうことがあるからです。
この場合は、「嫉妬」という感情の暴走が、人間を、嫌がらせという行動に走らせているという点が厄介です。
目立っている人本人が、何か悪いことをしていなくても、
「ただ存在が気に入らない」という理由だけで嫌がらせをされてしまうからです。
このような場合、極端に自分の個性を抑える必要はありませんが、
周りの人の感情を逆なでしないような配慮は必要です。
そのため、いつも謙虚さを失わない態度で過ごすようにしましょう。
そうすれば、他人から反感を買うことは減っていきます。
3.人の話を聞かず、自分の主張ばかりを押し通そうとする
自意識が高過ぎて「自分が、自分が」という思いが強いあまり、
人の話を聞かずに自己主張ばかりする人は、嫌がらせをされやすいと言えるでしょう。
相手の気持ちを考えずに自己主張ばかりするような人は、周りにいる大半の人たちをイラつかせます。
そして、周りの人のストレスが原価に達してしまうと、「何とかしてこの人を潰したい」と考える人が増えてきます。
その結果、嫌がらせという行為が始まってしまいます。
社会人になったら、自分の意見をハッキリ述べなければならない場面が多くなります。
しかし、そのような時でも、周りの人の気分を害さないような言い方を選ぶという配慮は必要です。
自分の主張ばかり強引に押し通そうとすると、周りから反感を買い、
嫌がらせを受けるという結果になることも少なくありません。
4.人に対する依存心が強い
精神的に大人になり切れておらず、依存心が強い人は、嫌がらせをされやすいタイプです。
例えば、些細なことに対しても愚痴や泣き言をこぼし、
全面的に人に頼ろうとするような人は、周りの人たちをイラつかせてしまいます。
例えば、自分で自分の責任をとろうとせず、人に依存したり逃げようとしたりする人も、
同様に、周りの人たちの怒りをあおります。
その結果、周りの人たちは、このような依存心の強いタイプの人をついつい攻撃したくなってしまいます。
つらいことがあったりすると、人間はつい、何かに助けを求めてしまいます。
しかし、大人である以上は、精神的に自立し、ある程度の問題解決能力を身に付ける必要があります。
そうでないと、周りの人たちに多大な迷惑をかけてしまい、
それが原因で嫌がらせを受ける可能性も高くなってしまいます。
嫌がらせをされる人は、大きく分けて、2つのタイプに分かれます。
1つは、「自己主張や存在感が強過ぎる」というタイプです。
このタイプは、謙虚さを失わない行動や言動を心掛ける必要があります。
もう1つは、「気が弱く、ついつい人に依存してしまう」というタイプです。
このタイプの場合は、意見をハッキリ言うべき時は、きちんと述べる勇気を出すことが必要です。
そして、多少つらいことがあっても、すぐに人に頼らず、
自分で努力して解決する姿勢を身に付けることも大切です。
自分がどのタイプかを分析し、適切な対処をしていけば、
周りの人の気持ちも変わってきて、嫌がらせも徐々に減っていくでしょう。