常にやる気がなく、どんよりした精神状態から抜け出せない毎日を送る人は、
完全に閉塞感に苛まれてしまっていると言えます。
彼らは、なぜそんなにもネガティブになってしまうのでしょうか。
そこで、閉塞感に苛まれる人に共通する具体的な特徴をご紹介します。
1.人と接したがらない
閉塞感に苛まれている人は、自分1人の世界の中だけに閉じこもりがちです。
そのため、人と接したがらないということが大きな特徴です。
彼らの多くは、人間関係に疲れていたり、人間関係で嫌な思いをしたりした経験があります。
そのため、「これ以上、人間関係で気分を悪くしたくない」という思いが必要以上に強くなり過ぎてしまい、
人と接することを避けるようになってしまいます。
そして、仕事など、必要な時以外は、1人で心を閉ざしながら過ごします。
その結果、心が更にネガティブになって塞ぎ込むようになり、閉塞感がどんどん大きくなってしまいます。
この悪循環から抜け出すためには、自分から人に心を開く必要があります。
しかし、彼らは頑なにそれをしようとしないため、なかなか負のループから抜け出せないのです。
2.うつむきがちで、表情が乏しい
閉塞感に苛まれている人は、人生や世の中に絶望しており、エネルギーが完全に枯渇している人です。
そのため、「姿勢を正して颯爽と動く」ということができず、いつもうつむきがちになっているということが特徴です。
人間は、うつむきがちになると、自律神経を圧迫し、更に気分がネガティブになります。
そのため、彼らもその姿勢ゆえに、更に閉塞感が大きくなるという悪循環に陥ります。
彼らは、表情が乏しいということも特徴です。
笑顔はもちろん、「怒り」「悲しみ」といった他の感情も、ほとんど表現しません。
彼らは、あまりにも長く絶望感や閉塞感と共に生きてきているため、感情を抑圧することが習慣化されてしまっています。
その結果、「自分の内側に生じた感情を、素直に感じて表現する」ということができなくなってしまっています。
そのため、彼らは常に無表情で、「うつろで遠い目をしている」という顔つきであることも大きな特徴の1つです。
3.休みの日は、目的もなくダラダラ過ごしてばかりいる
閉塞感に苛まれている人は、「つらいことや疲れることはしたくない」という気持ちが、極端なまでに高まってしまっています。
そのため、休みの日は、目的もなく、ただ1人でダラダラと過ごすだけで終わってしまうというケースがほとんどであります。
そのため、益々生き甲斐を見出すことができなくなり、人生における貴重な時間を無駄遣いし続けながら年月ばかりが過ぎていきます。
何かに対して興味を持つということもしないため、趣味も、好きなことや物もありません。
ただボーッとしながら、何も考えずに1人でダラダラするだけです。
そのため、いつまで経っても「生きる喜び」を知ることができず、益々閉塞感が大きくなっていくのです。
4.すぐに諦める
閉塞感に苛まれている人は、エネルギーが枯渇している上に、人生や世の中に対する絶望感が人一倍大きい人です。
そのため、何か少しでもつらいことがあると、すぐに諦めてしまうということが特徴です。
彼らは、「諦めるという癖」「都合が悪くなるとすぐに逃げるという癖」が心と体に染みついてしまっています。
そのため、ここ1番という時に、「踏ん張る」「やり遂げる」ということができません。
なので、何をやってもうまくいくことがありません。
その結果、益々人生や世の中に対して不満を募らせるようになり、いつまで経っても閉塞感から抜け出せなくなります。
いかがでしたか。
閉塞感に苛まれている人は、「つらいことは嫌い」「疲れることはしたくない」という気持ちが人一倍強過ぎるため、
何かあるとすぐに逃げ、心を閉ざしてしまう傾向があります。
その結果、人生の本当の喜びを知ることができず、1人で悶々とした日々を送り続けるのです。
これでは、いつまで経っても、閉塞感から抜け出すことはできません。
この悪循環から抜け出すためには、自分から人に心を開いたり、
多少つらいことがあっても頑張ってやり遂げるという経験を積んだりすることが必要です。
閉塞感に苛まれている人は、口を揃えて「人生がつらい」と言いますが、
つらさから抜け出すためには、覚悟と努力が大切であるということを知るべきでしょう。