「あの人と一緒にいると息が詰まる」と感じる人がいるものです。
ほかの人には感じないそうした感覚はどうして生まれるのか、
ここでは息が詰まる人について、どんな特徴があるのか紹介します。
1.無口で無表情
おしゃべり好きで話がうまく、表情豊かな人といても、息が詰まるような感覚は生まれないでしょう。
そうしたタイプの人は、相手に心を開いて接することができますので、人との間に精神的な壁ができません。
その逆の人、つまり、自ら精神的な壁を作ってしまう人が息が詰まる人です。
その外見上の特徴は、「無口で無表情」ということになります。
例えば、会社の同僚が無口で無表情だったとしましょう。
社会人としての必要最低限のあいさつ以外は、ほとんど口を開かないようなタイプの人です。
こちらから何か話しかけても、表情をまったく変えず、「はあ」とか「そうですね」ぐらいの返事しか返さず、
あとは黙りこんでしまうような人が隣にいると、「息が詰まる」と感じるわけです。
表情豊かな人は一目でその内面を知ることができるでしょう。
それに対して、無口で無表情は人は、何を考え何を感じているのか、
その内面がまったくわからないため、一緒にいると息が詰まるように感じるのです。
2.神経質でぴりぴりしている
真面目で几帳面というのも、一緒にいて息が詰まる人の一つの特徴です。
真面目で几帳面ということ自体は、決して悪いことではありません。
その2つは人間にとって、むしろ長所と言っていいでしょう。
しかし、それが度が過ぎて、神経質でぴりぴりした雰囲気を出すようになると、
「一緒にいて息が詰まる」ということになります。
過度に神経質な人は、自分の周囲に常に細かく気を配っています。
ですから、例えば、会社でデスクを並べて仕事をしている同僚が、
ちょっとでも耳障りな音を立てれば、すぐにぴりぴりした視線をその同僚に向けます。
時には、「静かにしてもらえませんか」と口に出して注意することもあるでしょう。
こんな神経質で過敏すぎる同僚が隣にいると、人は息が詰まるように感じざるをえません。
3.上から目線で高圧的な言動をする
例えば、新入社員が社長室に呼ばれ、社長と2人きりで面談することになったとしましょう。
当然、新入社員は大緊張するでしょうし、長い時間、社長と2人だけでいれば、息が詰まるように感じるに違いありません。
人間は立場の違いすぎる人と差し向かい時の状態になると、息が詰まるような感覚になります。
力関係に差がありすぎると、下の人は上の人に対して息が詰まるように感じるわけです。
そこには、「支配する」「支配される」という関係が成立していると考えていいでしょう。
つまり、「支配する」「支配される」という人間関係ができていると、後者が前者に対して息が詰まると感じてしまいます。
人に対して上から目線で高圧的な言動をし、そのことによって相手を支配しようとするのが、
息が詰まる人の一つの特徴ということになります。
4.マイナスオーラを出している
明るい人といっしょにいれば、こちらも明るい気持ちになれますから、心が解放されたような感覚になります。
逆に暗い人といると、こちらも憂鬱な気持ちなり、心が閉ざされたような状態になってしまうでしょう。
精神的な閉塞感を覚えるわけですが、その精神状態が、「息が詰まる」ということです。
つまり、息が詰まる人には、「とにかく暗く、周囲にマイナスのオーラを出している」という特徴があるということになるでしょう。
一口に「息が詰まる人」と言っても、いくつかのタイプがあり、違った特徴を持っています。
その中でも代表的なものを4種類、ご紹介しました。
「あの人といると、なぜか息が詰まる」と感じる人の心理や、息が詰まる理由を知るための参考になさってください。