せっかく難関大学に卒業したのに、ニートになってしまう人たちがいます。
どうして高学歴ニートになってしまうのか。
今回は高学歴ニートの特徴をご紹介します。
1.プライドが高い
高学歴の人たちは、人並み以上の勉強をして難関大学に合格しています。
多くの知識を得たことで幅広い教養を持ち合わせています。
それだけに、自分への評価が高くなる傾向があり、プライドも高くなってしまいます。
プライドがあること自体は全く悪いことではありません。
むしろ活力に溢れますし、成功へと向かっていく原動力ともなります。
しかし、プライドが高すぎるゆえに、「こんな仕事は自分がやるべきものじゃない」
「もっと自分の能力に適した仕事があるはずだ」と考えて、仕事を選り好みしてしまいます。
そして、職を見つけることができなくなってしまいます。
2.やりたいことや目標がない
受験勉強では試験の点数や順位という、数字として明確に表されるものがあります。
ですから、偏差値や点数での目標の設置がしやすいのです。
その目標に向かって、やるべきこともはっきりとしています。
しかし、社会に出ると、数字で比較されることが圧倒的に少なくなります。
テストのようにはっきりと正解があることも少ないです。
すると、何を目的として頑張っていけばよいのか戸惑う人も少なくありません。
目的がなければ、やるべきことも見つからず、就職へのやる気も起こりません。
結果として、目標を失ったまま、ニートとなってしまいます。
3.高いハードルを設置してしまう
難関大学に合格するハードルは非常に高いです。
そのハードルを乗り越えた高学歴の人たちは成功体験があります。
そのため、自分は何でもできるという万能感や、周囲からの期待による高揚感を持つことが多いです。
すると、超えるべきハードルを高く設定してしまいます。
ハードルが高いこと自体は悪くありませんが、そのハードルを越えるためにはいくつもの小さなハードルもあることを忘れがちです。
高いハードルだけを見ている人はなかなか結果が出ません。
だんだんと万能感が薄れていき、やがて自己への失望感に変わっていきます。
そして、やる気を失ってしまい、就職もしないまま、ニートになってしまいます。
4.周囲からの強いプレッシャー
高学歴の人は、周囲の人々から大いに期待されています。
高学歴なら何でもできると信じている人も少なくありません。
しかし、実際は高学歴の人たちにも得手不得手があります。
得意なものならば、そのまま能力を発揮すればよいですが、
不得意なものには「上手くやらなければ」「期待に応えなければ」と強いプレッシャーを感じてしまいます。
そして、失敗してしまえば、期待が大きいだけに周囲の人々の失望は大きくなります。
もちろん、失敗した本人はもっと落ち込みます。
必要以上に落ち込んだ結果、チャレンジすることを恐れてしまいます。
就職活動は数多くの企業へのチャレンジですので、うまくことを運ぶことができず、ずるずるとニートになってしまいます。
5.周囲を見下してしまう
社会に出ると、様々な出身の人々と一緒に働くことが多いです。
高学歴な人でも、上司が高卒ということはざらにあります。
高卒だからといって劣っているわけではなく、職場などで知識や経験を蓄えて立派に職務をこなす人も数多くいます。
そのことを理解していない高学歴は自然と低学歴の人々を見下してしまいます。
低学歴の人々に教わろうという気持ちがないために、職場でも浮きがちになってしまいます。
そうして、人間関係が悪化してしまい、職場を離れざるを得なくなります。
どの職場でも様々な出身の人々がいることは理解していますから、なかなか再就職を考えられません。
結果、具体的な動きをすることなく、そのままニートになってしまいます。
高学歴ニートには、上記の5点のような特徴があります。
高学歴の人ならば、高すぎるプライドを持たない、目標を持つ、
小さなハードルを細かく設置するなどの対策を取って、ニートにならないよう気を付けましょう。
それ以外の人は、高学歴だからといって期待し過ぎず、普通の人として接しましょう。