妄想というと何だか危ないイメージがありますが、あぁだったら良かったのになと思い描いた事くらい誰だってありますよね?
妄想する事は自分だけの世界ですし、目に見える事でもないので周りにもわかりません。
今回は妄想癖がある人の特徴についてご紹介します。
1.現実逃避したい人
妄想と言っても色んな種類があります。
憧れのアイドルや俳優さんとの恋愛、宝くじ1等当選、大豪邸の優雅な暮らし等様々です。
そんな素敵な時を頭の中で描いて、束の間の時間でもその中に飛び込むのです。
でも妄想はあくまで妄想です。
そう願うのは、現実の世界に少し気持ちが疲れてしまっている人なのではないかと思います。
付き合っていた人と別れてしまったけど、気持ちを上手く処理出来ない、仕事でなかなか上手くいかず、
心が折れそうになりそう、毎日毎日同じ生活の繰り返しに、自分の存在価値の意味を考えてしまう等、
そんな不安な気持ちの人達が、本当はこうなりたいという夢を描くのです。
辛い毎日から、その時だけでも目を背けられる事で前進出来るのであれば、悪い事ではないと思います。
頭の中でくらい夢は見たいですよね。
現実は戦いですもんね。
2.理想が人より高い人
私のタイプの人はどうして周りにいないんだろう、私はここで終わる様は人間ではないのに、私はもっともっとというタイプの人がいます。
現状では全く満足出来ていない人で、頭の中でこそ自分の思い描く人生が整っているのです。
そう、これこそが私の辿り着きたい居場所なんだと常に描いているかもしれません。
頭の中の自分が、本来の自分と勘違いしてしまう事がありますので、現実の自分は仮の姿と思ってしまうと厄介ですね。
自分に自信がある人程、こうなってしまう場合が多いかもしれません。
3.自分に自信が持てない人
2とは逆のパターンもあります。
現実では、異性と話す事も自分にはと下を向き、どうせ自分には無理だと何事もすぐ諦めてしまう人です。
そんな人は自分を下に評価しすぎてしまっています。
このタイプの人は、妄想という世界をきちんと認識しています。
わかった上で、妄想の時間だけは違う自分に変身させて、沢山恋愛をして、地位や名誉、財産と何だって持っている世界へ自ら入り込みのです。
自分はこの世界があれば、現実は今のままだっていいやと妄想世界への依存がかなり強いタイプです。
4.また傷つく事に怯えている人
このタイプは過去に心に大きな傷を負ってしまった人です。
大失恋してしまったり、大切な人からの裏切り、仕事の大失敗等、二度と思い出したくない様な出来事を、心のどこかでずっと引きずっているのです。
そうなってしまうと、傷つかない為に自分の周りに見えない壁を作るのです。
自分に自信が持てないのとはまた違って、人と深く関わる事に怖さを感じているのです。
深入りしない人間関係から1人でいる事が多くなり、自然と頭の中で描く妄想の世界観に寂しさを埋め始めるのです。
妄想の中では全てが楽しく、自分は皆に愛されています。
そんな世界なら傷つけられる事も絶対にありません。
傷ついた事のない人間なんていないのに、それを乗り越えて頑張った先に楽しみが待っているという事に気がついて欲しいです。
5.いつまでも頭の中がお花畑の人
このタイプは現実は現実で楽しく生きています。
自分らしく生きている自由な人が多く、あくまで妄想はおまけの世界です。
自由な人ですから現実から妄想へ行ったり来たりします。
このタイプに関しては周りの人もかなり振り回されるかもしれません。
現実と妄想が入り混じっている為、聞いてる方が混乱します。
例えば、離れて暮らしているアメリカ人の彼にさっきまで会ってたの、今もう一回会ってこようかななど話しているとします。
実際では妄想中に会っていた頭の中で創り上げた架空の彼氏です。
だから設定もコロコロ変わります。
周りの人は、どこからどこまでが本当なのかわかりませんよね。
もしかしたら、本人さえもわからなくなっているかもしれません。
現実と妄想の区別だけは見失なわないで欲しいですよね。
妄想世界の中で、自分が苦しくなる様な事を描いて満足する人はあまりいないですよね?
とても楽しい天国の様な時間を描き、自分の願望を詰めこむのです。
でもそれだけでは何だか少し寂しい気がしますよね。
現実の世界は、良い事ばかりではなく、むしろ大変だな、納得出来ないという事の方が多いかもしれません。
それでも苦労や挫折があるから、それを乗り越えた時の達成感や色んな人との助け合いの素晴らしさを知るのです。
妄想ではその感情は感じられず、人の温かさや香りは感じられないのです。
妄想する事で、自分自身がテンションが上がりポジティブな気持ちになり、その事が現実でのステップアップに繋がる、
そんな付き合い方をして行けるのが良いですね。