上から目線な人の心理5個

最終更新日:2018年11月29日

上から目線な人は、どんなところにでもいるものです。

「自分はこれまで、上から目線の人と関わった経験がない」という人の方が少数派なのではないでしょうか。

ここでは、多くの人が関わってしまう上から目線な人の心理的特徴についてご紹介しましょう。

1.自信がない小心者

上から目線な人は相手を見下す言動をします。

そのため「自信家」のように感じられるかもしれません。

しかし、単に外形的に自信家のように見えるだけであって、その心理的本質は「自信のない小心者」です。

あなたの近くにいる「上から目線な人」を思い出してみてください。

どんなに強い相手、どんな大物に対しても、常に上から目線を貫いているわけではないでしょう。

自分より立場が下の人や、気の弱い人を相手にした時に限って、上から目線になっているはずです。

それはつまり、自信がないために、自分よりも弱い人に対して虚勢を張っているだけです。

本当に自信がある人、人間的に優れた大人物は、けっして人を上から目線で見下すようなことはしません。

自信がないからこそ、自分のために、あえて人を見下すような言動をするわけです。

2.自己防衛本能が強い

心身両面で、人間には自分を守ろうとする本能的欲求があります。

上から目線の人は、この自己防衛本能が強いという特徴があると考えていいでしょう。

スポーツなどで、よく「攻撃は最大の防御」という言い方をします。

「守るために最も有効な方法は攻めること」という意味です。

上から目線の人には、「自分を精神的に守るために、自分から攻撃をしよう」という心理が、無意識のうちに働いていることが少なくありません。

相手との心理戦に、いわば先手を打っているわけです。

相手がそれに取り合わなければ、いわゆる独り相撲のようになってしましますが、

自己防衛本能の強い「上から目線な人」は、自ら攻撃的に出ないではいられないのです。

冷静な第三者から見ると、これはやや滑稽な心理ということができるでしょう。

3.自己愛が強くプライドが高い

自信がないにもかかわらず、プライドだけは高いというのも、上から目線な人の心理的特徴です。

自分のことが好きだからこそ、そのプライドを守るために自己防衛本能も強くなると考えることもできるでしょう。

このタイプの人が一番恐れるのは、自分のプライドが傷つくことです。

自分が精神的に傷つかないためにはどうしたらいいかを、無自覚のまま意識しており、それが「上から目線」という行動につながってしまいます。

4.自己評価がすべてで、他者からの評価には無頓着

上から目線な人に共通する際立った特徴の一つが、「自己評価がすべて」ということです。

プライドが高いにもかかわらず、自信がないために虚勢を張ってしまう上から目線な人は、とにかく自己評価を高めたいのです。

「自分はこんなに強い人間だ」という自己確認を、常にしないではいられません。

確かにそれで自己評価を高めることはできるかもしれませんが、他者からの評価は反対です。

「尊敬され、人から高く評価される上から目線な人」は存在しないでしょう。

上から目線な言動をすることで、他者からの評価はまちがいなく低くなりますが、それには無頓着です。

5.支配欲が強い

もう一つの心理的特徴は、支配欲の強さです。

相手より高い位置に立ち、見下ろすことで優位性を誇示し、その結果、

相手を自分の支配下に置きたいという心理が、「上から目線」につながると考えていいでしょう。

実力で相手よりも優位に立ち、相手を支配しようとするのが本来なのですが、最初に紹介したように、

自信がないために、上から目線という「空虚な方法」を取るのです。

その空虚さに無自覚なのも、心理的特徴の一つと言うことになります。

どこにでもいる「上から目線な人」について、心理的な特徴を5種類説明してきました。

その心理を理解することによって、「上から目線な人」との付き合い方も見えてくるにちがいありません。

現在、身近に「上から目線な人」がいて不愉快に感じている方は、ぜひ参考になさってください。