「嫉妬深い」というと、女性をイメージする人が多いかもしれませんが、「男の方が嫉妬深い」という説もあります。
実際に、彼氏やパートナーの嫉妬深さに悩まされている女性も少なくないはず。
ここでは、嫉妬深い男に焦点を当てて、その心理的特徴を見ていきましょう。
1.独占欲が強い
嫉妬深い男の心理的な特徴として、まずあげられるのが「独占欲の強さ」です。
彼女やパートナーを一人占めしたいと強く欲求する心理で、
これは、子どもが「このおもちゃは僕だけのもの」と主張する心理と同じと考えていいでしょう。
子どもは自分の所有物を、人に貸したり共有したりすることを極度に嫌い、自分のおもちゃを何が何でも一人占めしようとします。
同じように、彼女やパートナーを何が何でも独占し、自分一人だけのものにしたいという欲求が強い男性は、
彼女が少しでも他の男に興味を示すと、激しく嫉妬せざるをえません。
独占欲の強さは、つまり、幼児性の強さに由来すると考えていいでしょう。
2.支配欲が強い
支配欲が強いのも、嫉妬深い男性に共通する心理的特徴と言っていいでしょう。
独占欲と似ているように感じる人もいるかもしれません。
確かに似た要素もありますが、独占欲が「一人占めしたい」という欲求であるのに対し、
こちらは「相手を自分の思い通りにコントロールしたい」という欲求です。
この欲求が強い男性は、相手の行動を常に細かく把握していないと気がすみません。
その上で、「こうしろ、ああしろ」と指図して、それに従わせようとするわけです。
彼女やパートナーをコントロールすることに執着しますから、相手が自分の描く軌道から外れそうになると、強く抗議します。
相手の浮気など、もってのほか。
そのため、少しでもその気配や危険性を感じると、それだけで嫉妬してしまいます。
「オレ様気質」が、こうした支配欲の強さを生む原因と考えていいでしょう。
「オレ様が牛耳っている女性の浮気を許さない」というのは、ある意味、当然の心理ではないでしょうか。
3.自信がなく、不安
嫉妬深い男の多くは、自分に自信がありません。
男としての自分に自信があり、彼女との関係に自信があり、自分に対する彼女の気持ちに自信がある男性は、不要なジェラシーを感じることはありません。
自信がないために、「彼女に嫌われてしまうのではないか。
彼女が心変わりしてしまうのではないか」と考え、不安になった結果、嫉妬深くなってしまうと考えていいでしょう。
この心理を持つ男性は、自分以外の同性を「自分よりも魅力的」と感じる傾向が強くあります。
そのため、「彼女がいつ、自分よりも魅力的な男性に乗り換えるかわからない」という強い不安を抱き、嫉妬してしまいます。
4.彼女やパートナーのことが好きすぎる
たとえ、上記のような特徴を持っていなくても、嫉妬深くなってしまうケースもあります。
そこにあるのは「相手のことが好きすぎる」という心理。
とにかく彼女やパートナーが好きすぎて、ほかの女性のことなど全く目に入らなくなった男性は、
ほかの女性に対しては経験したことのないような、強い嫉妬を抱くことが少なくありません。
恋愛体質で、すぐに女性を好きになり、夢中になり、一途になってしまう男性は、常にそうした心理を抱いているということになるでしょう。
そこにあるのは、「好きすぎるから、激しく嫉妬しないではいられない」という心理です。
5.マイナス思考
もう一つ、これはすべての嫉妬深い男性に共通しますが、「マイナス思考」という心理的特徴もあります。
相手の浮気を疑ったり、必要以上に嫉妬してしまう男性は、相手女性に関することや、
自分との関係を、なんでもネガティブに考えてしまします。
例えば、「彼女がデートをキャンセルしたのは、仕事のためではなく、
他の男と会うためだったのではないか」というように、自分にとってネガティブな想像をして、一人勝手に嫉妬してしまうわけです。
今回は嫉妬深い男性について、その心理的な特徴を5種類取り上げ、紹介しました。
ほかにも、特徴はいろいろありますが、これらが代表的なものと言っていいでしょう。
嫉妬深い男性の心の状態を知るための参考になさってください。