心に余裕が無い人の心理5個

最終更新日:2018年11月29日

人間誰しも、常に心に余裕を持っていたいもの。

しかし、なかなかそうはいかないのが、現実でしょう。

普段はそうでなくても、ある状況下になると心に余裕が無くなるということもあります。

ここでは「心に余裕が無い人」に注目して、共通する特徴をご紹介します。

1.スピード重視で、早く結果や答えを出したがる

心に余裕がない人に共通しているのが、せっかちな性格です。

ものごとを大きな目で捉え、焦らず対応するということができません。

とにかくスピード重視、早く結果や答えを求めようとする欲求が極めて強いのです。

例えば、1つの仕事に取り組むときでも、精度よりもスピードばかりを考えます。

「とにかくこの仕事を早く終了させたい」という思いが強く、せかせか、焦りながら仕事を進めてしまいます。

そのため、どうしてもミスが増え、その結果、かえって仕事の仕上がりが遅くなることも少なくありません。

そして、心に余裕がない人は、そのような失敗を客観視して反省することができません。

ですから、次の時もまた同じように焦って仕事をして、同じ失敗を繰り返してしまいます。

2.準備や段取りを考えずに、いきなり始めてしまう

そうした焦りは「準備不足」につながります。

仕事を例にあげて心に余裕のある人と比較してみましょう。

余裕のある人は、必ず仕事を始める前に必要な準備をし、段取りを考えます。

その仕事を効率よく進めるには、どんな段取りをしたらいいのか、どのように進めていけばいいのかを考えてから、仕事に取りかかるわけです。

一方、心に余裕がない人は、そのような準備を一切することなく、いきなり仕事を始めてしまいます。

仕事を始めてから、必要な物を探して時間をロスしたり、やり方の問題に気づいてやり方を考えるということも少なくありません。

これではとても効率よく仕事を進めることはできませんし、ミスも増えてしまうことでしょう。

3.すぐにイライラし、パニックに陥りやすい

心に余裕がない人は、どうしても神経質なりがちですし、マイナス思考の傾向が強いものです。

そのため、ちょっとしたことに心が動揺し、すぐにイライラしてしまいます。

そして、そのイライラした状態を自覚し、イライラしている自分にイライラするという悪循環を生むのです。

要するに心の容量が人に比べて極めて小さいということができるでしょう。

容量が小さいためにすぐにいっぱいいっぱいになってしまいますから、「もうだめ」「頭が真っ白」というパニック状態に陥りやすいという特徴もあげられます。

4.人に厳しく、人を許すことができない

自分の心に余裕がないと、人に対してやさしい目を向けることができません。

ですから、どうしても人に厳しくなってしまいます。

人の欠点やできないことばかりに目が行って、人をマイナス評価してしまうのが、心の余裕がない人の特徴の一つと言っていいでしょう。

人に対する厳しさが端的に表れるのが、人がミスをしたときです。

小さなミスでもそれを許すことができないので、つい厳しく責めてしまいます。

5.休日などのオフタイムを心から楽しむことができない

心に余裕がないと、常になにか心配事や不安、気がかりなことを抱えてしまいます。

ですから、休日でも仕事やすべきことが頭の中から消えず、「あの件はどうなってるかな」とか「あの仕事はどうしようかな」という思いに支配されてしまいます。

そのため、休日などのオフタイムを心から楽しむことができません。

常に頭のどこかに「気がかりなこと」があって、オンとオフの切り替えができないのが、心に余裕のない人の困った心理的特徴と言うことができるでしょう。

今回は心に余裕が無い人について、行動パターンや心理的特徴についてお話ししてきました。

このすべてに当てはまることはなくても、「自分にもその傾向があるかも」感じた項目がある人もいるでしょう。

意識改革のための参考になさってください。