神経質な人の細かい特徴6個

最終更新日:2016年6月13日

どこにでも神経質な人はいるものです。

特に日本人には神経質な傾向がありますから、「自分がそうだ」という人も多いことでしょう。

では、神経質な人にはどんな特徴があるのかご紹介します。

1.心配性で常に悪い想定をする

神経質な人にはマイナス思考をしがちという傾向があります。

ひとことで言うと「心配性」で、とくに未来に起こるであろうことについては、常に悪い想定を細かくしないではいられません。

「もし、こんなことが起こったら?」という想定をし、心配し、それに対応できる準備をします。

例えば、降水確率がそれほど高くなくても傘を持って外出することが少なくありません。

ふつうの人は「取り越し苦労」と思いますが、実際にその傘が役に立つこともあるわけです。

要するに、慎重にさまざまな想定をするわけですから、仕事などでのミスは当然減ります。

結果、仕事や勉強ができるケースが多いのです。

これは神経質な人の良い点ということができるでしょう。

2.小さな出来事でもパニックになりやすい

神経質な人は神経が細やかで、感受性豊かです。

そのため、些細な出来事にも過敏に反応してしまいます。

前項で、仕事などでミスをしにくいという長所を紹介しましたが、確かにミスは少ないものの、ミスでパニックになることは人よりも多いのです。

そうした経験をこれまで何度もしてきています。

そのため、ますます慎重に、さまざまな想定するするようになります。

その結果、ミスはさらに減るわけです。

つまり、「パニックにはなりやすいけれど、そのリスクを未然に回避することができる」というのが、

神経質な人の意外にしたたかな特徴と言うことができるでしょう。

3.仕事や作業が緻密

神経質な人には「細部に気を使う」という特徴があります。

ですから、何をするのでも、大まかにおおざっぱにすませてしまうということはしません。

細部にまで目を行き届かせて、より精度を高めようとするのが、神経質な人です。

ですから、仕事や作業は緻密です。

ただし、細部ににこだわりすぎるあまり、作業に時間がかかってしまうことも少なくありません。

いわゆる完璧主義なわけですが、「細かい点が気になって、そこにこだわらざるを得ない」というのが、神経質な人の心理的特徴と言うことになります。

4.不潔を極度に嫌う

「神経質」と聞いて、最も多くの人がイメージするのは「キレイ好き」ということでしょう。

確かに、常に体を清潔に保ち、身だしなみにも細かな気配りをするのが、神経質の共通点です。

しかし、より正確に表現するなら、「キレイ好き」というよりも、「不潔を極度に嫌う」のが、神経質な人の特徴と言うことになるでしょう。

不潔なものを避け、遠ざけようとし、時には病的に嫌悪するのが、神経質な過敏な神経です。

5.冒険を好まない

心配性で臆病、失敗を怖れる傾向の強い神経質な人には、行動が型にはまりやすいという特徴もあります。

いつも、同じようなパターンの行動を繰り返すことで、精神的な安定感を得ることができます。

ですから、リスクを伴うような冒険を好みません。

特別な冒険でなくても、例えば「いつもと違うタイプの服装をすること」すら、積極的になれないのです。

いつも同じような服装をし、同じ店にばかり行きたがるのが、神経質な人ということになるでしょう。

6.自分の価値観を押し付けがち

無神経な人は神経質な人に対して、特別強い嫌悪感を抱くことはあまりありません。

しかし、逆に神経質な人は無神経な人に強い嫌悪感を抱くものです。

「近くにいるのもいやだ」という気持ちになることも珍しくありません。

神経質な人は自分の価値観にとらわれているために、「人も自分と同じような細やかな神経を持つべき」と思ってしまいます。

人に自分の価値観を押し付けてしまいがちで、そのため、無神経な人を許せないと思ってしまいます。

神経質な人には「ミスをしにくい」「仕事が緻密」と言った長所があると同時に、「パニックになりやすい」「価値観を押し付ける」と言った短所もあります。

自覚のある人はセルフチェックのための、身近に神経質な人がいる場合はその人を知るための参考になさってください。